プリティ・ウーマン
シンデレラ・ストーリーの王道、「マイ・フェア・レディ」(64)の現代版として、女性の圧倒的な支持を得たラブ・ストーリー…
(2008/10/16)

シンデレラ・ストーリーの王道、「マイ・フェア・レディ」(64)の現代版として、女性の圧倒的な支持を得たラブ・ストーリー。手垢にまみれるほどの定番のストーリーでありながら、90年度の全米興行収入第1位を獲得し、今なお記憶に残る作品であり続ける底力がこの映画にはある。“んな、バカな”と思いながらも、何故か心に引っ掛かって、たまに引っ張り出して観たくなる...そんな映画ではないだろうか。「フォエバー・フレンズ」(88) などで監督を務め、俳優としても活躍するゲイリー・マーシャルがメガホンを握り、「沈黙の戦艦」(92)のJ・F・ロートンが脚本を担当。主演は「愛と青春の旅だち」(82)のリチャード・ギアと、「マグノリアの花たち」(89)のジュリア・ロバーツで、共にゴールデン・グローブにノミネート(ジュリアは受賞)。ジュリアはそのハツラツとした魅力でアカデミー賞にもノミネートされ、その後の活躍を決定付けたと言っても過言ではない。この2人以外にも、ホテルの支配人役でジュリアにテーブル・マナーを教えるヘクター・エリゾンドなど、脇役陣が物語に味わいを深めている。あまりにも有名なロイ・オービソンによるテーマ曲「Oh, Pretty Woman」もバッチリ。ちなみに、同監督による続編はイマイチ...。 



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