相棒season8
[第3話]
10/28放送

野村(笠原秀幸)という男がマンションで撲殺される事件が起こった。
野村は自分で撮影した動画をネットで公開している男だった。

右京(水谷豊)と尊(及川光博)は近所の主婦からの情報を聞くことに。
彼女は事件の直前、緑(草笛光子)という老女に被害者男性の住所を聞かれたらしい。
その主婦はゴミ屋敷に美しいオルゴールを見つけたことを雑誌に投稿。
そのオルゴールの写真を見た緑が、見つけた場所を教えてほしいと言ってきたという。

右京と尊は緑の家へ。
ガーデニング好きでミス・グリーンと呼ばれる緑の家には妹の葵(上岡紘子)と二人の写真があった。
「ミス」の名の通り、緑は結婚しておらず、やはり独身の葵と二人暮らしだった。
だが、彼女は半年前に亡くなってしまったらしい。
オルゴールは葵のものだというが、ゴミ屋敷にはまだ行っていないという。

やがて、野村が動画を撮影していた現場で麻薬を密売していた池上(外川貴博)が逮捕される。
自分たちも撮られてしまったと思った池上は、野村とトラブルを起こしていた。
池上が野村を殺したのではないかという疑いが浮上する。

右京は葵が池に落ちて亡くなっていたことを知った。
水鳥を見学していた葵はバッグを池に落としてしまい、それを拾おうとして落ちてしまったのだ。
野村はその動画を撮ろうとして、池上とトラブルになっていたのだ。
さらに、野村はかつては偶然撮ったハプニング動画を公開していたが、最近ではわざとハプニングが起きるよう仕組んでいたらしいと分かる。

尊は緑の家で破損した杖を発見。
野村を殺した凶器とも疑われたが、緑は証拠がなければ警察には出頭しないと言う。

それを聞いた右京は推理した。
緑は野村のもとへ行き、池に落ちた葵を見ていないかと追及。
だが、素知らぬ顔をされて激高し、殺してしまったのではないかというのだ。
さらに、緑は野村の携帯から、葵が池に落ちた現場にいたであろう動画撮影仲間に電話。
その仲間はわざと葵のバッグを家に落とし、彼女が池に落ちるようし向けたと言うのだ。

再度、緑の家へ行った右京たちは怪しげな薬品を発見。
さらに、彼女のパソコンには爆弾の作り方を教えるサイトにアクセスした履歴が残っていた。
右京は緑が野村の仲間を殺そうとしていると推測する。

その頃、緑は野村の仲間・武井(川口真五)を公園に呼び出し、ベンチに手錠でくくりつけていた。
右京と尊が現場へ急行すると、緑は武井に爆弾を突きつけ、ともに死のうとしていた。
捜査一課の面々も待機し、万が一に備えて緑に銃を向ける中、尊は制止を無視して緑に近づいていった。

尊はかつて聞き込みに行った際、自分のことを「新芽のようだ」と行った緑に「あなたに新芽を摘むことはできないはずだ」と言う。
それを聞いた緑は観念し、警察に連行されていく。

右京から緑を警察の発砲からかばうように立っていたことを指摘された尊だが、偶然だと嘘ぶくのだった。
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10/14 第1話

キャスト
杉下右京 / 水谷豊(みずたにゆたか)
特命係の係長。
周りからは変人扱いされることも多い。
抜群の名推理で、次々と難事件を解決している。
亀山薫(寺脇康文)がいない今シリーズから、神戸尊(及川光博)と新コンビを結成。


神戸尊 / 及川光博(おいかわみつひろ)
警察庁警備局警備企画課・課長補佐(警視)として順調に出世をしていた人物。
しかし突如上層部の命令で特命係の杉下右京の実態を調査することになった。
二階級特退し警部補となり、警視庁・特命係へと島流しされる。
上司に盾は突かないが、しっかりと意見は言うタイプ。
スポーツカーを乗り回している(運転は乱暴)。
遺体を見ることは苦手。
小野田公顕 / 岸部一徳(きしべいっとく)
警察庁の超大物幹部。
特命係の誕生に関わっているらしい。
警察庁の幹部としては型破りな存在で、表立って捜査ができない事件などを特命係にさりげなく持ち込んでくる。

宮部たまき / 益戸育江(ますどいくえ)
右京の元妻。
小料理屋「花の里」を営んでいる。
離婚後も右京に安らぎを与える存在。
事件にはまったく無関心の彼女の言葉が、ときには事件解決のヒントとなることもある。
米沢守 / 六角精児(ろっかくせいじ)
抜群の腕をもつ鑑識。
右京らの難しい要求にも応えてくれる。
趣味は落語(右京と同じ)で、右京とは落語のCDを貸し借りすることも。
捜査一課よりも先に鑑識結果を教えてくれることもあるくらい特命係に協力的。

角田六郎 / 山西惇(やまにしあつし)
よく特命係に油を売りに来ては、勝手にコーヒーを飲んでいる。
さりげなく捜査情報を提供してくれることもある人物。
担当は麻薬捜査である。
数少ない特命係の理解者でもある。
大河内春樹 / 神保悟志(じんぼさとし)
警視庁の内部で警察官の不正を捜査している。
無表情のまま身内を裁くため、冷たい男のように見える。
右京には一目置いており、密かに上層部の判断を事前に知らせて危機を回避させようとする。
伊丹憲一 / 川原和久(かわはらかずひさ)
警視庁刑事部捜査第一課所属。
特命係のことをよく思っておらず、邪魔者扱いする。

三浦信輔 / 大谷亮介(おおたにりょうすけ)
伊丹と同じく、特命係の動きが何かとカンにさわるようで良く思っていない。
だが、右京の才能は密かに認めている。
芹沢慶二 / 山中崇史(やまなかたかし)
伊丹と三浦の後輩で、2人に指示されて動き回っている。
彼にとっては元特命係の薫も先輩の一人だった。

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