BOSS
[第2話]
04/23放送

「特別犯罪対策室」で、自分を「神」と名乗り、殺害を実行、被害者の名前・住所・遺体写をネット上に公開している人物の話が話題になる。「神」は犯罪系のサイトにそういった情報を書き込んでおり、被害者の数は既に3人に達している。

室長・大澤絵里子(天海祐希)も一緒にその話を聞き、興味を持つ。3人のなかに、絵里子たちの管轄で起きた女子大生刺殺事件も含まれていた。
他の2件についても実在の事件だということが判り、「神」による連続殺人を絵里子は疑った。


片桐(玉山鉄二)、山村(温水洋一)、花形、岩井(ケンドーコバヤシ)に、他の2件についても洗い直しを指示すると、絵里子は真実(戸田恵梨香)を連れて女子大生の遺体発見現場へと向かった。

手慣れた者の犯行だと想像する、絵里子。
ところが真実は被害者が自分で刺したとしか思えないと言う。根拠は凶器の角度だ。

ちょうどその頃、「神」の犯行とされる変死事件を調べていた科捜研・玲子(吉瀬美智子)は「事件は事故」と結論を出した。別の水死事件を追っていた山村や岩井達も「事故だった」と報告する。

そんな中、「神」が逮捕された。事件は一件落着と誰もが思ったのも束の間、新たな殺人が起こってしまう。「神」は殺人サイトに「殺しの依頼」が書き込まれると、それを自らが神となって執行しているのだ…。

絵里子は、「神」に憧れる人物が、自分が本物の「神」だと思い込んでしまったと推理する。
そして、殺人の味をしめた「神」は、さらなる殺人を起こすだろうと推測する。

犯人をおびき寄せるため、絵里子は自らおとりになることを考える。野立(竹野内豊)も協力すると言う。ネットに「大澤絵里子を殺してください」と書き込ませ、犯人をおびき出そうというものだ。

うまく犯人をおびき出すことに成功するも、何と犯人を取り逃がしてしまう。
絵里子は1人の警官にマンションまで送迎されて帰宅する。
「冷えたでしょ、上がって。お茶を入れるから…」絵里子がお茶をすすめた警官こそ、なんと「神」だったのだ。

しかし、間一髪、絵里子は「神」を取り押さえる。絵里子は、その警官が玄関で脱いだ靴から、偽警官だと気づいていたのだった。

こうして、猟奇的な事件が、またひとつ解決した――。

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キャスト
大澤絵里子 / 天海祐希(あまみゆうき)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
野立信次郎 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
木元真実 / 戸田恵梨香(とだえりか)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
花形一平 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
片桐琢磨 / 玉山鉄二(たまやまてつじ)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
奈良橋玲子 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
山村啓輔 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
岩井善治 / ケンドーコバヤシ(けんどーこばやし)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。

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