BOSS
[第4話]
05/07放送

警視庁が小学生を対象にした防犯キャンペーン。その一環として「特別犯罪対策室」は防犯をテーマにした寸劇を上演することを命令される。
この任務を絵里子が引き受けたことを野立(竹野内豊)は危惧するが、絵里子(天海祐希)は「絶対に逃げない」と、どこまでも前向きだ。

絵里子に説得されて、一旦は舞台に上がることを承諾した真実(戸田恵梨香)。しかし、舞台の途中でアクシデントが発生すると、真実はすっかり自信を喪失し「私には無理です」といって舞台を下りてしまう。
絵里子は「これも任務」と叱責するが、結局、真美はそのまま会場を出てしまった。

翌朝、「特別犯罪対策室」に真実からメールが…。
メールには「しばらく休みます。放っておいてください」といった内容が書かれていた。
メールだけで欠勤をする真美に激怒した絵里子は、「クビにする」とキッパリ言い切る。

噂は、真実の元上司で科捜研の玲子(吉瀬美智子)、野立、捜査1課の連中にも知れ渡った…。
人けのない資料室に絵里子を呼び出した野立は、「真美をクビにするのは絶対に許さない」と絵里子に話す。そして、「どうしても真美をクビにしたいなら、かわりに山村(温水洋一)にしろ」と、理不尽なことを言い出した。

じつは資料室には山村がいたのだ。資料棚の陰で、ヒヤヒヤしながら絵里子と野立の会話を聞いている山村。こうなったら、何がなんでも真美を出勤させなければ…心に誓う山村だった。

山村は、必死に真美の携帯や留守番電話に電話をするが、全く連絡が取れない。
「自分のクビが危ない」山村は本当に必死だ。

そんななか、若い男性が拳銃で射殺される事件が起きる。被害者は腹部と頭部に銃弾を撃ち込まれて死亡していた。
現場に向かった絵里子たち。被害者のそばには、記号のようなものが血で書かれていた。
絵里子は犯行現場の状況から、快楽犯を示唆する。

翌日、新たに男性の射殺事件が発生した。
今回も頭部と腹部に銃弾が撃ち込まれていた。その上、遺体を木に宙吊りにして放置していた。死体のそばには血で書かれた「4」という文字がある。絵里子は、最初の現場にあった記号も「4」であると判断する。

対策室に戻った絵里子は、今回の犯行状況から、犯人は快楽犯ではなく怨恨による犯罪と断定。捜査を開始する。また、「4」には「4人を殺す」という意味があると推測。残る標的2名の捜索を急いだ。

善治(ケンドーコバヤシ)の聞き込みから、殺された2人が5年前の少年リンチ殺人の犯人だったことがわかる。そのときに逮捕されたのは3人。絵里子たちは、残る1人の徳大寺保護に向かった。あと1名はリンチ事件のとき見張りをしていた大野だと判断し、片桐琢磨(玉山鉄二)たちが保護に向かう。

大野は無事確保するが、徳大寺は既に自宅で殺されていた。側には「4」の文字が書かれている…。

犯人は3人に強い恨みを持つもの――今回の犯行は、5年前のリンチ事件で江川次晴を殺された兄・江川有樹が疑われたが、現在、有樹は海外に住んでいるらしい。

そんななか、何とか真美とコンタクトを取ろうとした山村は真実のマンションを訪ねる。しかし、何度、チャイムを鳴らしても応答はなかった。諦めて帰りかけたとき、道に見覚えのある棒付きの大きなキャンディーが砕けて落ちていた。これは、真美が演劇のときに食べていたキャンディーだ。周囲にはタイヤ痕も残っている…。妙な胸騒ぎを覚えた山村は、玲子に鑑定を依頼した。

その頃、特別犯罪対策室で、絵里子は5年前の少年リンチ事件の資料を読んでいた。このとき、地元警察は「いたずらだ」と事件として取り合わず、結果、江川次晴は死亡。警察の対応は世間から激しく糾弾されている。
絵里子は何かに気が付いた――と、そのとき山村と玲子が慌てて対策室に入ってくる。

真美が拉致された――玲子の鑑定で、道に落ちていたキャンディーの周辺にあったタイヤ痕が、一連の連続射殺事件の犯行現場で見つかったタイヤ痕と一致したというのだ。

そんなとき、特別犯罪対策室へ1通のメールが。書かれていたアドレスをクリックすると、手足を縛られ、大きな水槽のようなものに入れられた真美が映し出された。そして、水がどんどん水槽内に放水されていく。
周囲が慌てるなか、絵里子と片桐が映像を分析。監禁場所を病院跡地と断定、現場へと急いだ。
急行する車のなか、絵里子は「おかしい」と、言葉を漏らす。

病院跡地に到着すると、一部屋、一部屋、調べていく…。そして、ついに映像と同じ部屋を見つけ出した。
しかし巨大な水槽の中にいたのは真美ではなく、人形だった。
そして、人形の胸には大きな文字で「5」と書かれていた――。
《次週へ続く》


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キャスト
大澤絵里子 / 天海祐希(あまみゆうき)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
野立信次郎 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
木元真実 / 戸田恵梨香(とだえりか)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
花形一平 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
片桐琢磨 / 玉山鉄二(たまやまてつじ)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
奈良橋玲子 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
山村啓輔 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
岩井善治 / ケンドーコバヤシ(けんどーこばやし)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。

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