ハチミツとクローバー
[第2話]
01/15放送

はぐみ(成海璃子)が大学にやってきてから1カ月が過ぎ、少しずつ、東京の生活にも慣れてきたようだった。
いつものように、森田(成宮寛貴)と真山(向井理)に可愛がられた祐太(生田斗真)は、怒って下宿先に帰ろうとしていた。
そのとき「はぐみと一緒にホームセンターに行ってほしい」と、祐太は花本修司(村上淳)に頼まれ、2人でホームセンターに出かける。
商店街で、祐太はあゆみ(原田夏希)の親父(泉谷しげる)に呼び止められ、森田に「去年のようには行かないと伝えておけ!!」と、伝言を頼まれた。
森田は、毎年恒例の商店街が催す福引大会で福引券を偽造して商品をGETしていたのだ…。

ホームセンターにつぐみは漬物石を探しに来たのだった。しかし、漬物石は売っていなかった。
大学への帰り道、2人は商店街を散策し始める。
大判焼き、UFOキャッチャー…全てはぐみが初めて見るものだった。
UFOキャッチャーでとった青い石の付いた指輪を見て、はぐみは祐太に「これ、貰ってもいいですか?」とねだり、嬉しそうに指にはめる。そんなはぐみを見て、祐太もちょっぴり嬉しかった。

ちょうどその時、森田は部室で「一生懸命に」福引券の偽造をしていた。それを見たあゆみは呆れかえる。偶然、部室であゆみは原田(瀬戸綾香)の写真を見つける。真山のことを思い出したあゆみは落ち込んだ…。

その頃――真山は原田の事務所にいた。今日がバイト最後だったのだ。
原田に恋をしている真山は、思い切って、明日からも働かせてほしいと訴える。しかし…。
「真山くん。手伝い、今日で終わりにしていいから…」
「僕じゃ駄目ですか、僕じゃ…」
真山は言いかけた言葉を飲み込み、事務所の鍵を机に置いて部屋を出て行った。

翌日、森田は偽造した抽選券を持って商店街に勇んで行く、が、すぐに偽造品だとばれてしまう。
「してやったり!」と、商店街の連中は大笑いをした。

ところが神様は若者に幸運を授けた――森田達は5回分の商品券を手に入れ、みんなを引き連れて福引会場へと向かう。
その福引で、はぐみが浮き袋・足ひれ・シュノーケルを当てた。

「みんなで一緒に海に行きませんか!」
祐太の提案で、一同は海に出かけることになった。

はぐみを、初めて海に連れて行ってあげられる…祐太は心の中で喜んだ。
はぐみは、あの指輪を指にしていた…祐太は心の中で喜んだ。

浜辺でのバーベキューはとても楽しかった。みんなで馬鹿騒ぎをして楽しんだ。

あゆみは酔ったふりをして、真山に告白をする。
「好きです」と何度も…。

…でも。

夜。はぐみの唇は、森田に奪われてしまうのだった…。


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01/15 第2話


01/08 第1話

キャスト
花本はぐみ / 成海璃子(なるみりこ)
油絵科に所属する18歳。あだ名で『はぐちゃん』などと呼ばれている。はぐみは花本修司の親戚。はぐみの父親が修司の従兄弟なのだ。
ズバ抜けた芸術の才能を持ち、世間から注目を浴びる。しかし、はぐみの外見や言動は決して大学生には見えない子供っぽさ。
さらに加えて、臆病で人見知りな性格を持つ為、竹本らと出会うまで本当の友達という存在が出来たことがなかった。
天才であるが故に修司や竹本等以外からは敬遠されがちで、日々心の奥に孤独を抱えている…。
竹本祐太 / 生田斗真(いくたとうま)
建築科の19歳。周りからは竹本と呼ばれている。はぐみと並ぶこのストーリーの主人公。
母子家庭の環境で育ち、母の面倒を見る事に精を出していたが、母が再婚することになり生きがいをなくしてしまう。
生きる目標を失ってしまった祐太だが、手先が器用だった事が幸いし、美術大学に入学することに…。
素直で、且つ真面目な性格を持つ為、年上の人からは可愛がられる存在ではあるが、超が付く程の世渡り下手。
はぐみとの初対面の際、はぐみに一目惚れするが、当初は祐太自身もその感情に気付いていなかった。

大学卒業が近付いても自らの生きる道を見付けられず、自分が何をしたいのか悩み苦しむのであった…。
森田忍 / 成宮寛貴(なりみやひろき)
彫刻科を8年在籍後に卒業。その後、日本画科3年として再入学を果たす。
現在24歳で通称は森田さん。竹本や真山の先輩にあたるが、竹本と同様に森田もはぐみに一目惚れしてしまうのであった。
美術、CG、映画に歌唱力等あらゆる才能を持っているが、長期間学校を休んだり、単位数が足りなかったり、卒業制作に間に合わなかったりして留年を続けていた。
彼もまた周りの人間には理解し難い、天才と呼ばれるべき人物なのである。
女の子には割とモテるが他人の言葉に耳を貸さない故、彼女はなかなか出来ない。もちろんはぐみにも自分の気持ちを素直に伝えることは出来ず…。
原田理花 / 瀬戸朝香(せとあさか)
原田デザインの経営者である、通称リカさん。美人だが無愛想な性格が災いしなかなか取っ付きにくい。
建築デザイナーとしては、支持するファンも多いが、過去に自分の過失で自分の夫を事故死させた事を悔い、自分を責める毎日ながらも、残された事務所を一人で切り盛りしている。
理花自身も夫をなくした事故により左半身に深い傷を負い、後遺症から移動には杖を手放せない。
修司や真山の優しさを理解しつつも、自分が彼らを傷付けてしまう事を知って距離を置こうとするのであった…。
真山巧 / 向井理(むかいおさむ)
山田あゆみ / 原田夏希(はらだなつき)
勅使河原美和子 / 滝沢沙織(たきざわさおり)
野宮匠 / 柏原崇(かしわばらたかし)
山田大五郎 / 泉谷しげる(いずみやしげる)

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