LADY〜最後の犯罪プロファイル〜
[第2話]
新人プロファイラーの香月翔子(北川景子)がCPSでひと悶着起こしてしまう。プロファイリングを頼まれていない連続わいせつ事件について、勝手にプロファイリングを行ってしまったのだ。感謝され『美人プロファイラー』などと言われてまんざらでもないような翔子だったが…。01/14放送
この件についてチーフプロファイラーの結城昌(木村多江)が本庁捜査一課の管理官・藤堂(小澤征悦)からクレームを受けた。CPSメンバーの寺田(要潤)や新堀(平岡祐太)からも顰蹙を買ってしまう。
そんなある日、猟奇的な事件について捜査第一課第五強行捜査班係長・柘植(ユースケ・サンタマリア)からプロファイリングの要請があった。
被害者は大友絵里(大村彩子)。毒殺だった。しかも赤いダッフルコートを着せられて自宅のクローゼットに吊るされていたのを発見されたのだ。
同様の事件が1カ月前にも起きていた。被害者の名前は西野久美子という。大友絵里と西野久美子からは“同一人物”と思われる人物からのストーキング被害届が出されていた。よって捜査本部では、同一犯のストーカーによる犯行とみられていた。
ところが捜査をしてみると、なかなか2人の被害者に共通する交友関係が浮かび上がってこなかった。
依頼を受けたCPSのメンバーは、さっそく捜査に取り掛かるが、初っ端から翔子と寺田が捜査手順について意見が食い違ってしまう。昌は「組むのが嫌なら、別々に動いてもいい。そのかわり必ず成果をあげること」と条件を出す。そしてそれぞれが捜査を始める…。
翔子が現場を捜索しに行くと、そこで所轄の刑事・徳山(塚地武雅)から現場の情報を得た。
一方、遺体を確認しに行った寺田は、遺体に残っていた痕から、犯人が「遺体を抱きしめていた」と推察する。さらに赤いコートは犯人が被害者に「好みの服を着せた」と考えた。
その頃、新堀は資料を分析し、被害者が立ち寄った駅に注目にしていた。
柘植の調べで被害者の2人が同じ美容院に通っていたことが分かる。2人の共通点が見つかったのだ。翔子は被害者が同じ髪型をしていることに注目し、この美容室の男性従業員と睨んだ。翔子は従業員と顧客のリストを借りてきた。
そんなある日、また女性が狙われる。
捜査班が従業員と顧客を調べるが、怪しい人物はいなかった。
それでも諦めない翔子…。
昌と柘植は、翔子・寺田・新堀からそれぞれ報告を聞き、結論は「犯人はただのストーカーではない」ということで一致する。
そんなある日、翔子は、自宅で妹と交わした何げない会話から犯人の姿をプロファイルした。
犯人が愛していたのは女性被害者ではなく自分の妹だったのだ。犯人は自分の妹によく似た被害者を見つけ、犯行を重ねていたのだ。犯人の女性は美容師。彼女の家のクローゼットには、妹の写真と赤いコートがいっぱい掛かっていた…。
女性の母親が男と蒸発し、女性は妹をこの上なく愛情をかけて大切に世話してきた。ところが妹は年頃になると恋人ができて、少しずつ姉から離れていった。それを許せなかった姉は妹も殺害していたのだった。
こうして事件は解決した…。
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キャスト
香月翔子 / 北川景子(きたがわけいこ)現場主義・行動派の新人プロファイラー。
FBIアカデミー出身で、日本のプロファイルがリバプール方式で主流であるのに対し、
翔子はFBI方式でプロファイリングを行う。
FBI方式特有の、犯行時に犯人が抱いていたファンタジー(空想)を読み解く事にこだわりを持っており、
時には犯人の心理にシンクロしすぎて行き過ぎてしまう事も…。
殺人事件マニアであり、ありとあらゆるシリアルキラーの知識がある。
また、事件に関係のない事もプロファイリングしてしまうプロファイルおたく。
大学1年生の妹・舞子と2人暮らし。
母親は大阪におり、心理学者であった父親を火事で亡くしている。
結城晶 / 木村多江(きむらたえ)
上下なくフェアに意見を聞き入れ、チームを大切にするCPSの厳しくも優しいチーフプロファイラー。
日本にはプロファイリングチーム設立が不可欠だと思っており、
幼い頃から正義の仕事に就きたかったため、CPSの設立はまさに彼女の希望であり夢だった。
新堀圭祐 / 平岡祐太(ひらおかゆうた)
2つの博士号を持つ天才。
犯罪を数値化し、犯罪統計と犯行形態を分析する事で犯人像を推定していく。
地理的プロファイリングも専門としており、犯行予測エリアや犯人の居住エリアなどを導いていく。
上下関係なく自分が思った事はすぐに意見してしまい、空気が読めない事もある。
几帳面な性格で、身の回りも整理・分析する事が癖になっている。
プライドが高く負けず嫌いで、翔子とのプロファイル方法で意見が対立。
同世代という事もあり、翔子には特にライバル心を抱いているようだ。
寺田毅彦 / 要潤(かなめじゅん)
法医学の知識を用いて、現場の遺体などから殺害方法、犯行手段、殺害意志の強さを読み取っていく。
遺体が何よりの証拠だと、遺体を真っ先に見る流儀。
表情分析を駆使しして些細な表情の変化から人間の感情を読み取る事が出来る。
チャラチャラした言動が目立ち女好きであるが、実は既婚者。1児の父で、家族思いな一面も。
自信家な性格で、日本の科学捜査を変えたいという野心を持っている。
それには何より個人で実績を残す事が大事だと考えているため、チーム主義の結城に反発して対立する事もある。
柘植正樹 / ユースケ・サンタマリア(ゆーすけさんたまりあ)
捜査第一課第五強行捜査班をまとめる係長。
特別捜査や重要未解決事件を捜査するのが本来の彼の仕事だが、
今は捜査権を持たないCPSへの捜査協力を命じられている。
プロファイリングやCPSの存在を否定はしないが、安易に認めてもいない。
しかし犯人逮捕に使えるとあれば全力でバックアップし支えるフェアな男。
キャリア組でエリートであるにも関わらず、出世組から外されてしまったのには理由があるようだ。
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