LADY〜最後の犯罪プロファイル〜
[第6話]
裁判所へ護送中の無差別通り魔事件の犯人が、到着直後に逃走した。この逃走犯の呼び名は「38号」。彼は自首し、素直に取り調べに応じるものの、名前などについては、一切、明かそうとしなかった。そこで「留置番号38号」で呼ばれていたのだ。02/11放送
CPS(犯罪行動分析室)は、38号の分析と行動予測を行おうとするが、新堀(平岡祐太)が単独行動をする。
翔子(北川景子)たちは柘植(ユースケ・サンタマリア)や石渡(細田よしひこ)と現場へ向かい、38号が高井正樹に強い殺意を抱いていたと分析する。さらに38号が逃走する前に“日高恵美”というジャーナリストが面会に来たことを掴んだ。
新堀はチーフ・結城(木村多江)に相談せずに、38号の行動予測の分析結果を捜査本部の藤堂(小澤征悦)に報告する。しかし、新堀の分析は見事に外れ、警官が銃撃されてしまった。
CPSは日高恵美のプロファイルに取りかかっていた。新堀は独自の分析を進め、挽回しようと必死になるが、うまくいかない。焦る新堀に結城は「人間は、計算通りには動かない」と慰めた。
翌朝、CPSのオフィスに新堀の姿がなかった。そんななか日高恵美の正体が明らかになる。日高恵美は高井正樹の娘・高井理恵子だった。そして38号は高井理恵子の弟・陽介だったのだ。
38号の犯行は、家族をバラバラにした父・高井正樹への復讐だった。逃走したのは母に会うためだったのだ。
こうして38号は再逮捕され、事件は解決した。
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キャスト
香月翔子 / 北川景子(きたがわけいこ)現場主義・行動派の新人プロファイラー。
FBIアカデミー出身で、日本のプロファイルがリバプール方式で主流であるのに対し、
翔子はFBI方式でプロファイリングを行う。
FBI方式特有の、犯行時に犯人が抱いていたファンタジー(空想)を読み解く事にこだわりを持っており、
時には犯人の心理にシンクロしすぎて行き過ぎてしまう事も…。
殺人事件マニアであり、ありとあらゆるシリアルキラーの知識がある。
また、事件に関係のない事もプロファイリングしてしまうプロファイルおたく。
大学1年生の妹・舞子と2人暮らし。
母親は大阪におり、心理学者であった父親を火事で亡くしている。
結城晶 / 木村多江(きむらたえ)
上下なくフェアに意見を聞き入れ、チームを大切にするCPSの厳しくも優しいチーフプロファイラー。
日本にはプロファイリングチーム設立が不可欠だと思っており、
幼い頃から正義の仕事に就きたかったため、CPSの設立はまさに彼女の希望であり夢だった。
新堀圭祐 / 平岡祐太(ひらおかゆうた)
2つの博士号を持つ天才。
犯罪を数値化し、犯罪統計と犯行形態を分析する事で犯人像を推定していく。
地理的プロファイリングも専門としており、犯行予測エリアや犯人の居住エリアなどを導いていく。
上下関係なく自分が思った事はすぐに意見してしまい、空気が読めない事もある。
几帳面な性格で、身の回りも整理・分析する事が癖になっている。
プライドが高く負けず嫌いで、翔子とのプロファイル方法で意見が対立。
同世代という事もあり、翔子には特にライバル心を抱いているようだ。
寺田毅彦 / 要潤(かなめじゅん)
法医学の知識を用いて、現場の遺体などから殺害方法、犯行手段、殺害意志の強さを読み取っていく。
遺体が何よりの証拠だと、遺体を真っ先に見る流儀。
表情分析を駆使しして些細な表情の変化から人間の感情を読み取る事が出来る。
チャラチャラした言動が目立ち女好きであるが、実は既婚者。1児の父で、家族思いな一面も。
自信家な性格で、日本の科学捜査を変えたいという野心を持っている。
それには何より個人で実績を残す事が大事だと考えているため、チーム主義の結城に反発して対立する事もある。
柘植正樹 / ユースケ・サンタマリア(ゆーすけさんたまりあ)
捜査第一課第五強行捜査班をまとめる係長。
特別捜査や重要未解決事件を捜査するのが本来の彼の仕事だが、
今は捜査権を持たないCPSへの捜査協力を命じられている。
プロファイリングやCPSの存在を否定はしないが、安易に認めてもいない。
しかし犯人逮捕に使えるとあれば全力でバックアップし支えるフェアな男。
キャリア組でエリートであるにも関わらず、出世組から外されてしまったのには理由があるようだ。
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