LADY〜最後の犯罪プロファイル〜
[第10話]
03/25放送

レディ・キラーに拉致されていた翔子(北川景子)の妹・舞子(岡本杏理)は無事に帰ってくるが、彼女は精神的に大きな傷を負っていた。

過去にレディ・キラーが事件を起していた頃、結城(木村多江)は科捜研でプロファイラーとして犯人を追っていた。結城は若い女の子を狙う犯人が許せなかった。プロファイリングに行きつまったとき、結城は翔子の父・香月教授に協力を要請し、そしてレディ・キラーに殺害された。

この事件について、CPSにプロファイルの要請がある。10年前、1年間に女子高生が5人殺害される。梱包材で遺体を包みビニールひもで縛るのが特徴だった。そして遺体を遺棄した。

注目すべきは、2件目以降の事件だ。犯人はわざと顔が出るように包んで、人通りが多い場所にわざと遺棄した。

なぜ、10年経った今、犯行に及んだのか。翔子たちが悩んでいると、新たな情報が。舞子の入院している病院に出入りする梶原(池田鉄洋)の姿が防犯カメラに写っていたのだ。梶原は9年前に逮捕された爆弾魔で半年前に出所していた。

捜査本部に脅迫状が届く。そこには“東京に季節外れの花火があがる。見物するがいい”と書かれていた。犯人を自分の手で捕まえようとしていた翔子が、梶原を追いかけてとあるビルの前にいた。柘植(ユースケ・サンタマリア)が翔子に追いつき引き戻そうとしたとき、ビルの2階が爆発する。

CPSに戻った翔子は、結城(木村多江)が倒れたことを知る。結城に会いに行った翔子は、そこでレディ・キラーに殺害された翔子の父親が“翔子を想う気持ち”を聞かされる。翔子は「一緒に捕まえてください」と結城に言った。

結城と翔子がCPSに戻り、再びチームでレディ・キラーのプロファイルを開始した。過去5件の殺人について、翔子が1件目とその後の4件目の違いに気づき、レディ・キラーが2人いると考える。

レディ・キラーはCPSも出入りしていた医師の今泉先生だった。そして先生の娘の今泉詩織だった。今泉詩織が高校生の頃、自分をいじめた幼馴染みの女子高生を殺害し自殺する。そこで今泉先生が娘の恨みを晴らすために、娘をいじめた女子高生を次々と殺害したのだ。

翔子を人けのない教会に誘い込んだ今泉は、翔子に自分を殺すようけしかけるが、翔子はそれをしなかった。

今泉に爆弾を託された梶原も捕まり、爆破も未然に阻止される。

こうしてレディ・キラーの事件は終結を迎えた。

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キャスト
香月翔子 / 北川景子(きたがわけいこ)
現場主義・行動派の新人プロファイラー。

FBIアカデミー出身で、日本のプロファイルがリバプール方式で主流であるのに対し、
翔子はFBI方式でプロファイリングを行う。
FBI方式特有の、犯行時に犯人が抱いていたファンタジー(空想)を読み解く事にこだわりを持っており、
時には犯人の心理にシンクロしすぎて行き過ぎてしまう事も…。

殺人事件マニアであり、ありとあらゆるシリアルキラーの知識がある。
また、事件に関係のない事もプロファイリングしてしまうプロファイルおたく。

大学1年生の妹・舞子と2人暮らし。
母親は大阪におり、心理学者であった父親を火事で亡くしている。
結城晶 / 木村多江(きむらたえ)
上下なくフェアに意見を聞き入れ、チームを大切にするCPSの厳しくも優しいチーフプロファイラー。

日本にはプロファイリングチーム設立が不可欠だと思っており、
幼い頃から正義の仕事に就きたかったため、CPSの設立はまさに彼女の希望であり夢だった。
新堀圭祐 / 平岡祐太(ひらおかゆうた)
2つの博士号を持つ天才。
犯罪を数値化し、犯罪統計と犯行形態を分析する事で犯人像を推定していく。

地理的プロファイリングも専門としており、犯行予測エリアや犯人の居住エリアなどを導いていく。
上下関係なく自分が思った事はすぐに意見してしまい、空気が読めない事もある。

几帳面な性格で、身の回りも整理・分析する事が癖になっている。
プライドが高く負けず嫌いで、翔子とのプロファイル方法で意見が対立。

同世代という事もあり、翔子には特にライバル心を抱いているようだ。

寺田毅彦 / 要潤(かなめじゅん)
法医学の知識を用いて、現場の遺体などから殺害方法、犯行手段、殺害意志の強さを読み取っていく。
遺体が何よりの証拠だと、遺体を真っ先に見る流儀。

表情分析を駆使しして些細な表情の変化から人間の感情を読み取る事が出来る。
チャラチャラした言動が目立ち女好きであるが、実は既婚者。1児の父で、家族思いな一面も。

自信家な性格で、日本の科学捜査を変えたいという野心を持っている。
それには何より個人で実績を残す事が大事だと考えているため、チーム主義の結城に反発して対立する事もある。
柘植正樹 / ユースケ・サンタマリア(ゆーすけさんたまりあ)
捜査第一課第五強行捜査班をまとめる係長。

特別捜査や重要未解決事件を捜査するのが本来の彼の仕事だが、
今は捜査権を持たないCPSへの捜査協力を命じられている。

プロファイリングやCPSの存在を否定はしないが、安易に認めてもいない。
しかし犯人逮捕に使えるとあれば全力でバックアップし支えるフェアな男。

キャリア組でエリートであるにも関わらず、出世組から外されてしまったのには理由があるようだ。

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