オトコの子育て
[第4話]
11/16放送

凛子(夏居瑠奈)の学校で告白ブームが起こっていた。好きな男の子はいないのかと聞かれてとぼける凛子だったが、内心ではドキリ。洋介(小泉孝太郎)はまた父兄からクレームでも来ないかと冷や冷やしていた。そんな中、凛子がクラスの真人から告白される。その様子を凛子のことが好きな竜也(熊谷知博)に目撃されてしまった。

家では篤(高橋克典)が子供たちの前で恋愛話を始めていた。彼の言うことは恋愛経験の乏しい弥生(国仲涼子)には理解できないことばかり。凛子は篤から好きな男の子はいないのかと振られるが、即座に否定。その後、弥生と二人きりになった凛子は告白されたことを白状するが、篤に偶然、立ち聞きされてしまった。そこで篤の言葉に挑発された凛子は、思わず自分も彼のことが好きなのだと口を滑らせてしまう。

篤は光代(土田早苗)に凛子が初恋しているらしいと相談。光代のアドバイスで、恋愛が成就するというブレスレットを弥生の店で買った。弥生も喜ぶが、そこにみさよ(青山倫子)からデートの誘いの電話が来て、あっさりOKした篤は呆れられてしまう。さらに、家に帰った篤は凛子にブレスレットを差し出すが、馬鹿にされてるような気がすると言って、受け取ってもらえなかった。

その夜、万作(加藤茶)の店に行った弥生は、洋介が同僚の女性教師二人と飲んでいるところに遭遇。同僚たちは気を利かせて、弥生と洋介を二人きりにして帰ってしまう。洋介は弥生のことが気になっていたが、その思いを伝えることができない。

翌日、凛子は真人からデートに誘われた。帰宅した凛子はインターネットでシーパラダイスの検索をするが、それを篤に見られてしまい、弟や妹を家に置いて日曜に出掛けられるはずがないと言う。その様子を隣の家から竜也が覗いていた。

篤は凛子に受け取ってもらえなかったブレスレットを返品するため、弥生の店に出掛ける。そこに、洋介が通りかかった。篤は洋介を追い、弥生のことを追及。洋介は彼女のことが気になっていると白状するが、父兄も同然の女性に告白などできないと躊躇していた。

その頃、弥生は凛子にまだ小学生なのだから、慎重に行動するよう注意していた。すると、そこに篤に煽られた洋介が電話してきて、デートに誘う。弥生は一瞬驚くが、その誘いを了承。凛子はたった今まで自分で言っていたはずのことをあっさりくつがえした弥生に呆れて、デートをOKすることにする。

そんな中、竜也(熊谷知博)の母の冴子(鈴木砂羽)が学校の洋介のもとを訪ねてきた。最近、竜也の様子がおかしいのだが、学校で何かあったのではないかと言う。竜也が凛子のことで悩んでいるとは、洋介も冴子も気付いていなかった。その夜、洋介からの電話で弥生とのデートでどこに行ったらいいか相談された篤は、シーパラダイスを勧める。

デート当日。洋介との待ち合わせ場所にいる弥生に、凛子から真人とデートするとメールが届いた。行き先が自分たちと同じシーパラダイスだと知った弥生は不審に思う。さらに、洋介の手首にブレスレットが付けられているのを見た彼女は、篤が陰で糸を引いていることを察し、デートをキャンセルして篤のもとへ向かった。

弥生は篤を責めるが、相変わらずの調子でかわされるばかり。そんなやり取りの中、凛子の置き手紙が見つかり、弟と妹もデートに連れていったことが発覚。待ち合わせ場所に着いた凛子は真人に弟や妹のことも好きになってくれる人でないと付き合えないと言う。真人は呆れて、帰っていってしまった。

やがて、篤と弥生は公園で凛子たちを発見。5人でシーパラダイスへと向かった。
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キャスト
矢島篤(やじまあつし) / 高橋克典(たかはしかつのり)
三流雑誌のフリーライター。妻子がいながら、自分が生活するに困らないだけ稼げばいいという考えで、家に金も入れない。挙げ句の果てに3人目の子供が生まれた頃には家出同然で、他の女のところを転がり歩いていた。おかげで妻は子育てと仕事に精一杯にさせられた末、とうとう病死。6年ぶりに我が家に戻る。子育てなどするつもりはないと言い、いい加減な態度ばかり取っているが、なぜか結果的にいつも子供たちのためになることをする不思議な魅力の人物。
水沢弥生(みずさわやよい) / 国仲涼子(くになかりょうこ)
篤の死んだ妻が店長をしていた雑貨店の店員。現在は店長。元々、篤の子供たちとは親しく、母親を亡くした彼らの面倒を見ることに。突然、帰ってきた篤のいい加減な性格に振り回される。洋介から恋心を抱かれ、まんざらでもなく思っている。
丸山洋介(まるやまようすけ) / 小泉孝太郎(こいずみこうたろう)
篤の長女の担任を務めている真面目な教師。何かと教育理論を語りたがるが、親からのクレームなど、現実的な対応力には欠けている。篤とは飲み友達だが、彼のいい加減さには辟易。弥生に恋心を抱いている。
大平万作(たいへいまんさく) / 加藤茶(かとうちゃ)
篤や洋介の行きつけの飲み屋の店主。子供に出ていかれたという辛い過去を持っているが、常に持ち前の明るさで振る舞っている。
中西冴子(なかにしさえこ) / 鈴木砂羽(すずきさわ)
篤たちの隣の家に住む教育ママ。エリート志向が強い。夫とは見合い結婚で、結婚に愛は関係ないという考えの持ち主だが、息子の担任の洋介には好意を抱いてもいる。

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