ライアーゲーム
[第3話]
04/28放送

警官でありながら、ライアーゲーム事務局の人間だった谷村(渡辺いっけい)に騙され、直(戸田恵梨香)は2回戦への参戦が決定されてしまった。そして直のことを気にかけ追いかけてきた秋山(松田翔太)も、館の外で棄権するために用意した1億円を誰かに騙しとられたと泣くタカダミチコ(田口寛子)の代理として、2回戦へエントリーすることになる。さっそくレロニラから発表されたのは、全22名で戦う“少数決ゲーム“。ネームプレートに埋め込まれた1億円のピンクダイヤモンドをかけ、出された質問にYesかNoで答え、少ない方が勝利となり、それが最後の1人、または少数決のできなくなる2人になるまで続けられる。途中で負けたりリタイヤすると、ネームプレートを返却し、1億円の負債を背負わされて帰されてしまうというないようだ。敗者の分がそのまま賞金になるため、最高で21億円、2人残った場合でも、それぞれ10億5千万円が勝者への報酬となる。騙された挙げ句に参戦することになってしまい落ち込んでいる直だったが、秋山は必ず勝って会場を出ることを宣言する秋山。

そして、ゲームを把握するためのリハーサルが行われた。プレイヤーから選ばれた出題者の「あなたは女ですか?」との質問に、プレイヤー22人の中に女性が9人しかいないことを確認してYESに投票する直。しかし、開封した結果は負け。裏を呼んだ数人の男性参加者が、YESに投票したからだ。そこで、レロニラは質問に正直に答える必要はなく、いかに自分が少人数側にたてるかの駆け引きだと告げ、リハーサルを終了する。結果とゲームの難しさを目の当たりにして呆然とする直は、用意された部屋に戻っても本番のことが不安でいてもたってもいられない。そこで秋山の元を訪ねると、秋山は数人のプレイヤーたちと大広間にいた。ゲームに勝つためには敵を知ることだと言う秋山は、他のプレイヤーたちに直を接触させると、部屋に戻りこのゲームに必勝法があることを告げる。それは、賞金を山分けすることを前提に8人でチームを組み、どちらの選択肢にも必ずチームメイトを残していくことだった。しかし、この作戦にはけして裏切りがあってはならない。そこで、証言からタカダから1億円を騙しとった“X”は女性であると判明していたため、直は急いで6人の男性をピックアップする。ツカハラユウ(鈴木浩介)、マキタトモユキ(一本気伸吾)、サジマケンタ(土井よしお)、キノシタケイゴ(青木一)、スガワラユウジ(雪嶋直樹)、ハナヤマテツオ(馬場佑樹)だ。はじめは裏切り者が出ることを懸念していた6人だったが、話し合いが進むうち全員が了承し、裏切らないための契約書を書いてその夜は解散する。

そして2回戦がスタートした。“海と山なら海の方がいい”という出題に、ルール通り6時間以内の制限時間が与えられる。あらかじめYESに行くことが決まっている直は、情報を得るためにも最も“X”に近しいと思われる女性(怖じ気づくことなく堂々とし続けている=1億円を既に持っているため敗者になることを恐れていない?)イシダリエ(岩佐真悠子)に近づき話しかけるが、あっさりとかわされてしまう。やがて制限時間が終わりに近づくと、約束通りYESとNOに分かれたチームメンバー。結果は10対12で、YESが少数派となったため直と秋山は勝ち残った。しかし、秋山は会場の様子に何か違和感を感じたようで、「もし次が6対4に分かれるようなら、俺の想像している最悪のシナリオで動いている可能性がある」と言い放つ。そしてリエも勝ち残っていることに、直はますます不安を募らせる。
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キャスト
神崎直 / 戸田恵梨香(とだえりか)
女子大生で“バカ”がつくほどの正直者で、人を信じやすく超が付くほどのお人好し。
あと、困ったら泣くという秘かな得意技を持つ。
彼女の母親は直が幼い頃に他界。父親も末期癌のため、現在はホスピスで療養中。
その為、普段はほぼ一人暮らし状態である。
とあることがきっかけでライアーゲームに参加することになってしまったが、
父を心配させないためにもライアーゲームに勝ち、一日も早くゲームから抜けようと奮闘する。
そんな中、彼女は秋山という男と出会う。
この秋山との出会いが、直をライアーゲームの真髄へと向かわせるきっかけとなる。
秋山深一 / 松田翔太(まつだしょうた)
3年前に自分の母・秋山美智子を自殺へと追いやった巨大マルチ『集英商事』の復讐に燃える天才詐欺師。
詐欺師になる前は超名門の帝都大学で心理学を専攻する普通の大学院生だった。
とあるきっかけでライアーゲームに参加している直と出会うが、
彼女の性格が深一の母親と同じで正直者であるがゆえに、
ライアーゲームに協力する決意をする。
しかしそれも結局は母親の仇打ちの為であり、自らの策を成功させるために直を騙すこともある。
冷静な判断力で数々のライアーゲームに挑む。
エリー / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
LGT事務局員。
各種ゲームの進行役を務めている女。
ゲームを進めるにあたり、冷酷な態度を取りながらもどこか直にプラスになるような行動を取る。
その理由は不明…。
谷村光男 / 渡辺いっけい(わたなべいっけい)
LGT事務局員だが、普段は警官として街のパトロールなどを行っている。
ライアーゲームの参加者を会場へ導くのがこの男の役割である。
さまざまな問題が起こるがその全てにこの男が絡んでいる。
日頃からエリーの行動には納得いかないことが多い。
謎の男・ハセガワ / 北大路欣也(きたおおじきんや)
ライアーゲームの主催者。
会場に姿を見せることは一切ない。
なぜ参加者に金の取り合いをさせるのか、なぜライアーゲームを開催するのかといった情報も一切不明。
どうやら彼の過去の出来事がライアーゲームの開催に関係しているらしい…。
塚原悠 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
本名はフクナガユウジ。友人・塚原悠の代理でライアーゲームに参加することになった。
特徴的な髪型からゲームの後半から“キノコ”と呼ばれるようになる。
大野亘 / 坂本真(さかもとまこと)
キャバクラのユミに金をつぎ込んでしまい残高がスッカラカン。
ゲームに勝てば大金が手に入ると自分の意思でゲーム参加を表明した。
外見が黒ブチメガネにマッシュルームカットとかなり濃いキャラだが、
完全に塚原悠の“キノコ”キャラと被っているため、亘は“チビキノコ”と呼ばれるようになった。
ヨコヤノリヒコ / 鈴木一真(すずきかずま)
深一の母親を自殺に追いやったマルチ集団の元トップ。
集団の頂点にいた男だが、大きな失敗をしたことで、
その罰として今回のライアーゲームに参加させられた。
同じライアーゲームに深一が参加していることを知り、
もう一度、深一を地獄に落して自分が這い上がろうと闘志を燃やすのであった…。

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