ライアーゲーム
[第9話]
06/09放送

“ライアーゲーム”敗者復活戦で優勝した神崎直(戸田恵梨香)は、賞金をすべてプレイヤーに分配したため3回戦に進むことになった。3回戦会場に連行された直や秋山深一(松田翔太)ら9人のプレイヤーたちは、チームに参加する新たなプレイヤー・ヨコヤノリヒコ(鈴木一真)と合流してゲームの説明を受ける。

3回戦は“密輸ゲーム”。10人が5人ずつになり、対立する「水の国」と「火の国」に分かれ行う初のチーム戦で、お互い敵国にある自国の財産を相手国の検査官の目をあざむきお金を運ぶゲームだ。このゲームは現金をトランクに詰めた密輸人に質問し、トランクの中身の金額を見破るというもの。検査官が推測した金額よりトランクの中身が少なければ検査官の勝ちで、トランクの中身の方が多ければ密輸人の勝ち。トランクが空の時に検査官が疑った場合は検査官にペナルティが課せられる。

リハーサルでは秋山が検査官役になり、直が密輸人となった。秋山は札束が転がる音で直の密輸を見破る。これを密輸人と検査官を両国で交代しながら30ゲームを行い、密輸できなかった残金は相手国のものとなったうえで最終的に財産が多いチームが勝利となる。リハーサルが終わった時点の立っていた位置でチーム分けが行われ、直と秋山は「水の国」になった。

チームごとに分かれ、ゲームがスタートする。現金を没収されることを恐れてまったく密輸できない「水の国」のプレイヤーに比べ、「火の国」のプレイヤーは次々と密輸を成功させていく。
そんな中、秋山が相手のダウトを見破ったことでゲームの流れが変わると、「火の国」のツチダヤスフミ(森下能幸)が恐怖から会場から逃げ出してしまった。ゲームはそのまま続行され、直が検査官・ヨコヤと対峙する。直はフクナガユウジ(鈴木浩介)のアドバイスに従い、5千1万円を密輸していたのだが、自称・超能力者のヨコヤは透視をつかって金額までもピッタリと当てた。その後もヨコヤは密輸金額をぴったり当ててくるのだった。
そんな折、オオノワタル(坂本真)が次々に相手の密輸を阻止しだした。必勝法を見つけたと言うオオノにメンバーは大喜びするが、そこでオオノの態度は豹変する…。
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キャスト
神崎直 / 戸田恵梨香(とだえりか)
女子大生で“バカ”がつくほどの正直者で、人を信じやすく超が付くほどのお人好し。
あと、困ったら泣くという秘かな得意技を持つ。
彼女の母親は直が幼い頃に他界。父親も末期癌のため、現在はホスピスで療養中。
その為、普段はほぼ一人暮らし状態である。
とあることがきっかけでライアーゲームに参加することになってしまったが、
父を心配させないためにもライアーゲームに勝ち、一日も早くゲームから抜けようと奮闘する。
そんな中、彼女は秋山という男と出会う。
この秋山との出会いが、直をライアーゲームの真髄へと向かわせるきっかけとなる。
秋山深一 / 松田翔太(まつだしょうた)
3年前に自分の母・秋山美智子を自殺へと追いやった巨大マルチ『集英商事』の復讐に燃える天才詐欺師。
詐欺師になる前は超名門の帝都大学で心理学を専攻する普通の大学院生だった。
とあるきっかけでライアーゲームに参加している直と出会うが、
彼女の性格が深一の母親と同じで正直者であるがゆえに、
ライアーゲームに協力する決意をする。
しかしそれも結局は母親の仇打ちの為であり、自らの策を成功させるために直を騙すこともある。
冷静な判断力で数々のライアーゲームに挑む。
エリー / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
LGT事務局員。
各種ゲームの進行役を務めている女。
ゲームを進めるにあたり、冷酷な態度を取りながらもどこか直にプラスになるような行動を取る。
その理由は不明…。
谷村光男 / 渡辺いっけい(わたなべいっけい)
LGT事務局員だが、普段は警官として街のパトロールなどを行っている。
ライアーゲームの参加者を会場へ導くのがこの男の役割である。
さまざまな問題が起こるがその全てにこの男が絡んでいる。
日頃からエリーの行動には納得いかないことが多い。
謎の男・ハセガワ / 北大路欣也(きたおおじきんや)
ライアーゲームの主催者。
会場に姿を見せることは一切ない。
なぜ参加者に金の取り合いをさせるのか、なぜライアーゲームを開催するのかといった情報も一切不明。
どうやら彼の過去の出来事がライアーゲームの開催に関係しているらしい…。
塚原悠 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
本名はフクナガユウジ。友人・塚原悠の代理でライアーゲームに参加することになった。
特徴的な髪型からゲームの後半から“キノコ”と呼ばれるようになる。
大野亘 / 坂本真(さかもとまこと)
キャバクラのユミに金をつぎ込んでしまい残高がスッカラカン。
ゲームに勝てば大金が手に入ると自分の意思でゲーム参加を表明した。
外見が黒ブチメガネにマッシュルームカットとかなり濃いキャラだが、
完全に塚原悠の“キノコ”キャラと被っているため、亘は“チビキノコ”と呼ばれるようになった。
ヨコヤノリヒコ / 鈴木一真(すずきかずま)
深一の母親を自殺に追いやったマルチ集団の元トップ。
集団の頂点にいた男だが、大きな失敗をしたことで、
その罰として今回のライアーゲームに参加させられた。
同じライアーゲームに深一が参加していることを知り、
もう一度、深一を地獄に落して自分が這い上がろうと闘志を燃やすのであった…。

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