特命係長・只野仁ファイナル
[第39話]
03/12放送

Jポップ界の歌姫・カヲル(金子さやか)をプロデュースし、かつては「世界の有栖川」と称された有栖川(鈴木一真)はスランプに陥っていた。
彼は電王堂後援による環境博覧会のテーマ曲を書くことになっていたが、締め切り間近。
只野(高橋克典)は黒川(梅宮辰夫)の依頼で、有栖川の様子を探ることに。

森脇(永井大)の調べによると、有栖川は何者かに金をゆすられているという。
有栖川は藤堂(ケイン・コスギ)との金の受け渡し場所へ向かっていた。
そこで、藤堂に襲われそうになった有栖川を只野が救う。
すると、そこになぜかチンピラたちが現れるが、只野や森脇、藤堂らに撃退された。

只野が有栖川に事情を聞くと、2週間前に空き巣に入られ、1本のビデオテープを盗まれたという。
内容は言えないが、それが表に出れば自分の音楽生命は絶たれる、いくらでも払うから取り戻してくれと言うのだ。

一方、只野は藤堂が落としていったプリクラを調べ、一緒に写っていたのは妹の美咲(阪井あゆみ)だと知る。
彼女は2年前に有栖川のプロデュースでデビューすることになっていたが、その直前に自殺。
デビューのプレッシャーに耐えきれなかったのではないかという憶測が流れていた。

だが、カヲルによると、美咲は土壇場で有栖川からデビューの約束を反故にされたのだという。
遊ばれた挙げ句に、デビューの夢も絶たれ、ショックで自殺を図ったらしい。

只野は美咲が歌っていたストリートに花を供える藤堂を見かける。
すると、そこにまたチンピラが現れ、藤堂にビデオを渡せと迫った。
彼らを追い散らした只野に、藤堂はビデオを隠したロッカーの鍵を託す。

そのビデオは美咲のデビュー曲のプロモーションビデオだった。
曲はカヲルのヒット曲。
初めからカヲルの曲だったにもかかわらず、有栖川が美咲に歌わせるとだました証拠だ。
だが、同じ曲のカヲルのプロモーションビデオを見た只野は何かに気付く。

只野はリハーサル中のカヲルを訪ね、全ての謎を解き明かす。
全く同じ場所で撮られたその2本だが、美咲のほうは建設途中のビルが、カヲルのほうは完成済みのビルが映っていた。
つまり、美咲のほうが先に撮影されていたのだ。

カヲルは有栖川のその曲を聴いて感動し、自分が歌うものとばかり思っていた。
だが、有栖川がそれを美咲のデビュー曲として提供すると知って激怒。
自殺に見せかけて、美咲を殺し、自分の曲にしたのだった。
藤堂が盗んだビデオテープを奪おうとしたチンピラはカヲルが証拠隠滅のために雇ったのだ。

有栖川は本当に美咲のことを愛し、デビューもさせるつもりでいた。
その思い出の品であるプロモーションビデオを取り戻すためなら、いくらでも払うつもりだったのだ。

只野の追及に開き直ったカヲルは不敵に笑いながら、全てを告白。
すると、そこにワイドショーのクルーがなだれこみ、カヲルの言葉は生中継された。


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キャスト
只野仁 / 高橋克典(たかはしかつのり)
普段は大手企業『電王堂』の総務二課係長として働いている男。
ルックス、性格、行動全てにおいて影が薄いのが難点。
しかしこの男には電王堂の会長しか知らない秘密の顔を持っていた。
それは会長から受けた特命を密かに実行する特命係長という仕事。
電王堂に関わるトラブルがあった場合に直ちに問題を解決するのが彼の仕事だ。
そんな彼に助けられた女性は必ず恋に落ちるとか…。
森脇幸一 / 永井大(ながいまさる)
特命係長・只野仁の相棒として活躍する男。
主に事件関連の情報収集を得意としている為、ケンカになるとめっぽう弱い。
ある意味で只野とは釣り合いが取れているので最高のコンビといったところか。
坪内紀子 / 櫻井淳子(さくらいあつこ)
電王堂で会長秘書を務めている女性。
特命中の只野にあこがれているが、その只野が昼間に同じ会社にいるドンくさい只野と同一人物だとは気づいていない。
新水真由子とは特命・只野をめぐって恋のライバル対決をいつも繰り広げている。
新水真由子 / 三浦理恵子(みうらりえこ)
人気アナウンサーとして活躍している女性。
過去に特命・只野に助けられてからほれ込んでしまった。
普段どこからともなく現れる只野とデートすることはあっても、すぐいなくなってしまう彼に欲求不満を常に感じている。
坪内紀子とはライバル関係にあるが、自分の方がはるかにリードしているとプライドが高い。
山吹一恵 / 蛯原友里(えびはらゆうり)
電王堂の総務二課で働くOL。電脳堂では唯一、表の只野仁に好意を抱いている。
しかし、照れ屋で妄想気質の為、自分の気持ちを伝えることができず、
常に妄想しては照れまくっているちょっと変わった女性である。
表の只野は一恵の気持ちに気づいているのかいないのかは謎。
黒川重蔵 / 梅宮辰夫(うめみやたつお)
電王堂の会長を務めている男で、只野の実力を買い、特命を命じたのもこの男である。
会社は平和で公平な場所であるべきと考える彼は、会社で起こるさまざまな事件を一刻も早く解決したく、
ことあるごとに只野を呼びつけている。
もちろん只野も会長を心から信頼し、忠誠をつくしている。

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