夜光の階段
[第3話]
05/07放送

道夫(藤木直人)はついに自分の店をオープン。
スポンサーとして君臨する雅子(室井滋)は、道夫には疎ましい存在となっていた。

開店当日、幸子(木村佳乃)や女優の竜子(赤座美代子)、料亭の女将の弓子(南野陽子)らが訪問。
道夫を愛おしげに見つめる女たちの一方で、フジ子(夏川結衣)だけは複雑な思いだった。

その頃、桑山(小林稔侍)は5年前の事件を蒸し返すなと上層部から圧力を掛けられていた。

それから2年──。
道夫は竜子の福岡公演にヘアメイクとして同行。
その夜、幸子の待つ旅館へタクシーで向かった道夫は、運転手から「宮坂さんか?」と聞かれる。
木工職人時代の同僚の江頭(伊東孝明)だった。
江頭は図々しくも竜子のコンサートのチケットを頼み、道夫も自分の過去を知られている人間の頼みだけに道夫は仕方なく了承する。

一方、幸子は道夫が人を殺したと言っていた天拝山へ向かう。
そこには、桑山と房江(余貴美子)の姿もあった。
幸子は、この2人が道夫の言っていた検事だと直感。
房江は7年前にここで女性が殺されたと言い、幸子は嘘だと思っていた道夫の告白が真実であったと確信する。

道夫と会った幸子は道夫にそのことを追及。
だが、道夫は自分が人を殺したなどと言ったのは、作り話だと言う。
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キャスト
佐山道夫 / 藤木直人(ふじきなおひと)
美容室「ムラセ」に務める新進気鋭の若手美容師。幼い頃に母親が蒸発したため母親の愛情を知らないで育っており、九州から東京に出てくるまでの過去はほどんどが不明。一流の技術とセンス、そして美貌で女性たちを虜にし、美容界の頂点を極める野望を抱く。
枝村幸子 / 木村佳乃(きむらよしの)
婦人雑誌「女性回廊」の編集者。彼氏と別れた直後に偶然入った「ムラセ」で道夫と出会い、今まで会ったことがないタイプの道夫に強く惹かれる。道夫に恋をし、仕事がら持つ芸能界との強いコネクションで道夫をバックアップしていく。
福地フジ子 / 夏川結衣(なつかわゆい)
週刊誌「フラッグ」の編集者で、幸子の友人。とある理由から恋愛に興味を失っており、美しい女性だがいつも中性的な格好をしている。幸子が道夫の名前を出したときの反応から、どうも彼の暗い過去を知っている節がある。
丸岡房江 / 余貴美子(よきみこ)
東京高等検察庁の検事で、桑山の同僚。桑山と同じように道夫の過去に興味を持ち、ときには桑山の調査に手を貸すこともある。
波多野雅子 / 室井滋(むろいしげる)
証券会社の社長夫人。夫の金を使って暇を弄ぶ有閑マダムで、道夫にかなり入れ込んでいる彼の客の一人。道夫の独立資金を出し、独占しようとしている。
桑山信爾 / 小林稔侍(こばやしねんじ)
東京高等検察庁の検事。5年前に担当した福岡地方検察庁の事件に道夫が関わっているのではないかと疑っており、道夫について調べ回っている。

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