山おんな壁おんな
[第1話]
スリムで足が長く、パリコレのモデルのような美貌を持つ青柳恵美（伊東美咲）。そんな彼女にもコンプレックスがある。それは、「壁」のように小さいバスト。07/05放送
恵美は、丸越デパートの社員。本店１階、デパートの花形とも呼ばれるフロアのバッグ売り場で働いている。休日明けの出勤日、電車で通勤する恵美は、背中に柔らかく大きな胸が当たっていることを感じ取る。電車の窓に映る巨乳女に対し不快感を覚える恵美。これが彼女とのファーストコンタクト。今後、この巨乳女が自分の人生に大きな影響を与えるとは、この時の恵美は知る由もなかった。
出社した恵美がロッカールームに行くと女子社員の会話が聞こえてくる。声の主は、胸大きすぎ制服のサイズが合わず、ボタンが飛びそうだともらしていた。恵美がそっと覗くと、目の前に大きなふたご山！なんとその女は、電車で巨乳を押しつけてきた毬谷まりえ（深田恭子）だった。支店からバッグ売り場に配属されたというまりえは、恵美に挨拶。その時、まりえの胸ボタンが弾け、恵美の口に飛び込む！あまりの出来事に恵美は唖然とするしかなかった…。
開店前に、恵美はまりえに売り場を案内。フロアをまりえが歩くと、男性社員のみならず、女性社員も大きなお胸に釘付け。恵美の憧れ、田村剛彦部長（谷原章介）さえも目を奪われる始末。
会社での恵美は、４年連続売り上げナンバーワン。開店早々、客をゲットして５分でバッグを売ってしまう。まりえがその腕前に感心していると、社長の御曹司・奥園雅之専務（及川光博）と、社長には腰の低い葛沼副部長（温水洋一）がやってきた。もちろん、お目当てはまりえの山。
そんなまりえも接客を開始。２人の女性客にバッグを薦めていると、またもボタンが飛んでその胸元が露わに。お客は、まりえの胸に感心し、思わずバッグを買ってしまった。またまた唖然とする恵美に田村が、まりえは支店の売り上げナンバーワンだったと話す。田村によると、まりえの癒し系のムードが客を惹きつけるのだという。
まりえがバックヤードにボタンを付け直しに行くと松原徹人（川田広樹）がいた。まりえの胸に目を奪われながらも、仕入れたバッグの説明をしていると恵美がやって来た。恵美は松原の手配したバッグに色落ちがあったとクレーム。恵美の剣幕に思わず謝ってしまう松原だが、実は松原の方が先輩なのである。
その後、昼食を食べるまりえの胸はテーブルの上。恵美が驚いていると同じ売り場のバッグメーカー「ヴェント」の社員・大山遥（小池栄子）がやってくる。自身も豊かな胸を持つ大山は、それをアピールしつつ、恵美に対し強烈なライバル心を持っているのであった。
午後、まりえは快調に売り上げを伸ばしてゆく。
しかし、２つのバッグで悩んでいる客に、安い方のバッグを薦めたことが恵美の目にとまる。お客様に喜んでもらえるものを薦めたいというまりえに、自分の趣味を押しつけているだけだと責める恵美。そんな中、まりえがバッグを取り違えて客に渡していたことが判明する。バッグ売り場一同、バイヤー松原、部長の田村も総出で対応に追われるが、恵美の機転で客を見つけ出し、ことなきを得た。
売り場の従業員はデパートの顔。自分のミスがデパートの印象につながると、またもまりえにきつく指導する恵美。
そんなある日、丸越デパートに怪しい男がやって来た。誰かを捜しているようだが、バッグ売り場で恵美を見つけるなり、「よう！壁おんな」男は叫ぶ。
実はこの男、恵美の青森の同級生で、恵美に「壁おんな」と名付けた井口昌平（西島秀俊）であった。
この男は恵美の秘密をいろいろと知っており…。
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第1話
「山」のようなバストを持つ天然キャラ。通称「山おんな」。
本店人材強化プロジェクト「ダイナマイト計画」の一環で本店に異動してきた。絶品の天然笑顔とダイナマイトボディで、客も男も女もとろかしてしまう。セクハラも笑い飛ばす天真爛漫な性格。
いつか自分の好きなものばかりを揃えたセレクトショップを持ちたいという夢を持つ、前向きな女性である。恋愛に関しては天然だけに、自分がもてることには気づいていないふしがある。
彼女のコンプレックスは胸が大きいことと、悩みがないこと。
丸越デパート銀座本店・バッグ売り場のエースで、丸越一の美女。
接客も完璧、商品知識も豊富で、売り場での状況判断も的確、同僚からの信頼も厚く、皆の憧れの存在で、まさにスーパーウーマン。
その夢は丸越デパート初の女性店長になること。
そんな彼女の唯一の悩みが「壁」のような胸…。通称「壁おんな」。気にしていないフリをしているが、実はかなりのコンプレックスで、自宅ではいつもバストアップ体操に励んでいる。
実は青森県の出身で、漁師の家に生まれた。これもコンプレックスか!?
本店1階フロア部長｡恵美やまりえの上司。爽やかでクール、抜群に仕事ができるやり手。
しかし、人性格良くて妬まれたり恨みを買うことがなく、周囲に慕われて、社長や部下から厚い信頼を得ている。
新しくオープンした上海店の店長として本店を離れる。
バッグメーカー｢VENTO｣の販売員｡
丸越デパート１階のバッグ売り場に勤務するが、仕事は同じなのに､給料の良い社員販売員にライバル心むき出し。
特に、主任の恵美には火花を散らして対抗してくる。専務に気があったのだが、一向に振り向いてくれないばかりか、恵美が好きだということも気に入らない原因のひとつのようだ。
超有名ブランド・メーカーにヘッドハンティングされて退社するが…。
丸越デパート専務取締役｡丸越デパート社長の息子という超御曹司。
まさに《御曹司》という感じで、育ちの良さからくるお人よし度もなかなかのもの。
でも、憎めないキャラクターだ。
恵美と同期入社で、入社当時から恵美に一途だが、一向に振り向いてくれる気配はない模様。
海外を飛び回りバッグの仕入れを担当するバイヤーで無類のお喋り屋さん。
恵美の先輩にあたるが、仕事の面では今ひとつ恵美に頭が上がらない。
癒し系キャラで《山おんな》のまりえが大好きだが、相手にされぬまま片思いで終わりそう！？
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
