四つの嘘
[第7話]
08/21放送

浮気をしていることを知り怒りが収まらない満希子(寺島しのぶ)は、詩文(永作博美)と一緒に愛人・君子(星野真里)宅に包丁を持って踏み込むが、結局、満希子は泣くばかりだった。

一方、君子は「経済的負担はかけないから、武に会わせてほしい」と言い、詩文も「みんなで仲良くすれば丸く収まる」と言うと、満希子は激怒。高校時代の話まで持ち出して、怒り出す始末だ。そんななか、すっかり話題の外に置かれた君子が逆上。突然、包丁を持って、武に襲い掛かった。逃げる武・詩文・満希子。乱闘のなか、君子の包丁が詩文の腕を切りつける…。

満希子と武は詩文を救急車でネリ(高島礼子)の病院へと運ぶ。傷は幸いにも軽症だったが、詩文と満希子は英児(勝地涼)との件がスキャンダルとしてばらまかれ、教授選から漏れたことを明かした。

治療のあと、詩文は病院から直接バイト先へ。満希子と武は帰宅をする。そこへ大森からメールが…。

翌朝、バイトを終えた詩文を澤田(石黒賢)が朝食へ誘う。「もっと穏やかな暮らしを、詩文に与えたい」という澤田。詩文が澤田の車で帰宅すると、義母・良子(野際陽子)が、「冬子(松山愛里)が帰ってこない!」と、やってきた。そこへ、冬子が祖父・禮一郎(品川徹)を連れて帰って来る。老人保健施設を訪れた冬子は「家に帰りたい」と言った祖父を連れて帰ってきたのだ。

そんな冬子を良子は優しい子だと褒めるが、詩文は痴呆症で徘徊する人を、四六時中面倒みるのは誰なのか、と、現実問題を冬子にぶつける。

数日後、大森(崎本大海)の誕生日プレゼントを選びに街へ出た満希子は、娘・ゆかり(夏未エレナ)にそっくりのメイド服を着た女の子がマンションへと消えるのを発見。あとをつけてマンションの部屋に入ると、大勢の男達を前に、歌って踊る、ゆかりを発見する。

帰宅したゆかりを満希子は叱るが、「私は芸を売っているだけ」とサラッと言い、満希子は大激怒するのであった。


その頃、ネリは“励ます会”に出席していた。後輩が企画してくれたのだ。宴会の後、英児のアパートへ向かったネリ。アパートの部屋の入り口で、ネリは誰かに肩をつかまれる…振り返ると、それは研修医の福山(長谷川博己)だった。ネリのスキャンダルをばらまいたのは福山だったのだ。「自分を認めないからいけないんだ!」とネリに詰め寄る福山。しかし、足音を聞いた福山は、慌ててその場を立ち去った…。

翌朝、詩文が自宅へ帰宅するのを英児は待っていた。「パナマへ行くから一緒に行ってほしい」そう言う英児に「英児の相手は私じゃないわ」と、詩文は英児を突き放した。

その頃、満希子は大変なことをしようとしていた。店の金庫から200万円を取り出していたのだ。そしてそのお金で、高級時計を購入する。大森にメールをする満希子。しかし、大森の隣には、詩文がいた…。


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07/18 第3話


07/17 第2話


07/10 第1話

キャスト
原詩文 / 永作博美(ながさくひろみ)
御茶ノ水に昔からある、小さな書店「詩文堂」の娘。元夫・河野圭司と離婚して以来、実家で娘を育てている。
自他共に認める“魔性の女”で、不思議な魅力で男を引き寄せる詩文。
元・夫の圭司は、高校時代の同級生・戸倉美波の初恋の相手で、詩文は美波から圭司を奪って結婚したのだった…。周囲の非難にも負けず、結婚、出産を遂げたが情熱が続かず離婚。そんなことから、美波の友人西尾満希子を嫌われているし、詩文自身も満希子が嫌い。
西尾満希子 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
仏壇屋の一人娘。夫・武に養子に入ってもらい、平凡な主婦生活を送っている。
高校時代は、クラスの人気者で、何をやるにもリーダー的存在だった、満希子。
主婦として平和で退屈な毎日を過ごしていたが、戸倉美波の事故死で、運命の歯車が回りだす…。
河野良子 / 野際陽子(のぎわようこ)
河野圭史の母。息子・圭史の出世だけを楽しみにしていた母。
ひとり息子の将来を詩文に奪われたと、今も恨んでいる。
しかし、圭史が亡くなり自分の周りに身寄りが居なくなったとき、詩文が育てている圭史の娘・冬子に興味を抱く。
河野圭史 / 仲村トオル(なかむらとおる)
原詩文の元夫で、詩文との間に生まれた冬子の父親。
高校時代には、戸倉美波の家庭教師をしていて、美波の初恋の相手であったが、詩文の魅力に引き寄せられ、詩文と結婚をする。しかし、長くは続かず離婚。
離婚後、カナダに移住するが、そこで美波と偶然再会をし、愛が再燃する…。
美波と内緒で逢っていた時、ボートが事故に遭い、2人とも死んでしまう。


西尾武 / 渡辺いっけい(わたなべいっけい)
西尾満希子の夫。満希子が仏壇屋の一人娘だったので、婿養子に入る。
とてもおとなしく、のんびりとした、いい人。
しかし、どこか、他の人に対して無関心なところがある。

安城英児 / 勝地涼(かつぢりょう)
戸倉美波 / 羽田美智子(はだみちこ)
カナダに在住する主婦高校時代は、満希子の子分的存在で、いつも一緒に行動をしていた。自分の家庭教師をしていた河野圭史に恋するが、その圭史を詩文に略奪される。そのまま高校を休学する。
初恋の圭史が忘れられず、圭史によく似た男性と結婚するが、移住先のカナダで圭史と再会。不倫関係を続けるものの、圭史と密会していたボートが事故に遭い、2人とも死んでしまう。

灰谷ネリ / 高島礼子(たかしまれいこ)
脳外科医。詩文、満希子、美波と同じ高校に通っていた。
高校時代から勉強がよくできて、将来医者になるため、同級生と一緒に遊ぶことなく勉学に励み、トップで卒業。念願の医師となる。
仕事が人生。過酷な勤務も、ネリには情熱を注げる職場だった。
自分の人生を貫き、生涯独身を貫くはずだったが…。




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