銭ゲバ
[第8話]
茜(木南晴夏)が自ら命を絶ち、風太郎(松山ケンイチ)も緑(ミムラ)も呆然。03/07放送
霊安室で緑は風太郎を刺そうとするが、押し倒されてしまった。
その頃、伊豆屋一家は真一(松山ケンイチ・二役)に莫大な借金があったことを知らされた。
借金取りは店を荒らし、金を返せないならこれで払えと生命保険の申込書を置いていく。
やがて、伊豆屋の由香(岡本杏里)が風太郎のもとを訪ねてきた。
彼女は風太郎をラブホテルに誘い、自分の体を売ると言う。
だが、風太郎はそんな由香を追い返した。
その後、風太郎は伊豆屋へ。
祥子(りょう)は土下座をして、金を貸して欲しいと頼む。
断る風太郎に保彦(光石研)と祥子は包丁を向けた。
だが、風太郎は自分など殺しても大した罪にならないと言う。
それを聞いた保彦と祥子は泣き崩れる。
帰宅した風太郎の前に健蔵(椎名桔平)が現れる。
健蔵は小金を持っているのが好きだと言って、風太郎にもらった大金を返した。
風太郎は健蔵に、一人で好きな生きてくださいと言う。
何かと感じ取った健蔵は風太郎に、子供は親より先に死んではいけないと告げた。
翌朝、風太郎が車で出かけようとすると、緑も乗り込んできた。
そして、死にに行くつもりなら、見届けてやると言う。
そんな緑に、風太郎は自分の服をめくり、体に巻き付けたダイナマイトを見せた。
海岸の掘っ建て小屋に座った風太郎は自分の体をしばりつけると、ライターの火を導火線に着けた。
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第1話
派遣社員としてとある町の工場で黙々と働いている男。
少年時代に病弱な母親と2人で、貧しい生活ではあるものの幸せに暮らしていた風太郎は、
あることをきっかけに異常なほど“金”に執着するようになった。
彼をここまで金に生きる男にしてしまったある出来事とは一体…。
普段は家事手伝いをしている社長令嬢の女。三國造船を経営する父親に反発し、
一日でも早く家を出たいと考えてはいるがなかなか踏ん切りがつかないでいる。
風太郎とは同級生で、学生の頃から貧乏な風太郎に対しても何の偏見も持たずに接してくれた為、
風太郎はこの緑に憧れを持っている。
三國緑の妹で普段は車椅子生活をしている。
車椅子というハンデを抱えているからか、物静かな性格でほとんど外出もせず家の中に閉じこもっている。
三國造船で働く風太郎に、自分と同じ孤独さを感じた青は、風太郎に惹かれていくのであった。
風太郎が10歳の時に蒸発したダメダメな父親。
現在はまともな職に就いておらず、住む所もない為ホームレスとして毎日を送っている。
風太郎とは親子関係にありながらも金をもらおうと息子をたかる日々が続く。
ある日を境に風太郎が金に執着するようになったのも、どうやらこの父親の存在が関係しているようだ。
風太郎の母だが、13年前家にお金がなくてろくに治療を受けられなかったことから手遅れになり亡くなった。
お金がないことを理由に命が失われたことに風太郎は恨みを持っている。
保彦の妻として、食堂伊豆屋の切り盛りをしている優しき女性。
面倒見がよく、風太郎の面倒もよく見ている。
妻の祥子と共に食堂伊豆屋を経営する男。
食堂伊豆屋は風太郎が唯一の隠れ場としている場所で祥子が風太郎の世話をするのを優しく見守っている。
保彦の姪で食堂伊豆屋でお手伝いしている純粋な性格の女の子。
どうやら食堂によく出入りする風太郎に興味津々なようで、
風太郎を見かけてはいつも質問ばかりしている。
10年前に弟を殺害した犯人を今でも追っている刑事。
今ではその犯人が風太郎であることを確信し、いつかその正体を現さないかと狙いを定めている。
荻野聡とともに10年前の事件捜査に協力している刑事の男。
保彦の妹で普段は食堂伊豆屋で兄夫婦と共に働いている。
彼女もまた足しげく食堂に通う風太郎を不思議に思っている。
三國家の家政婦として働いている女。
家政婦という仕事柄、三國家のなんらかの秘密を隠し持っているかもしれない。
緑と茜の父親で三國造船を経営している男。
毎日仕事に追われている為、家のことは全て家政婦の桑田晴子に全てを任せている。
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