恋のから騒ぎSP Episode3『電報を打つ女』

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社長秘書をして働いている一人の女性がいた。彼女の名は猫田美以亜(酒井若菜)26歳。
体力的にも精神的にも負担のかかる大変な秘書という仕事。それでも彼女がこの仕事を続けられるのにはわけがあった。
現在秋田に転勤している恋人・宮元俊介(要潤)の存在だ。
そう、いわゆる遠距離恋愛である。
ところが、最近は彼の携帯に電話しても全く繋がらず、浮気をしているのではないかと心配する日々を送っていた。

そこで美以亜はある方法を思いつく! その方法とは“電報”である。
電報センターのオペレーター・小森（戸田恵子）に頼んでメッセージを送った美以亜は、すぐに俊介から連絡があり、ホッと胸をなで下ろした。
電報というものの偉大さに感動した美以亜、この日以来、美以亜は何かあるごとに電報を打つようになった。

そんなある日、久しぶりに彼に会いに行くことにした美以亜。
家にいくと彼はおらず、俊介を驚かせようと、美以亜は押入れに隠れた。
と、そこへ一人の女と仲良く俊介が帰ってきた。

あまりの光景に声が出ない美以亜。
すると俊介は手に持っていた電報を一文字も読むことなくゴミ箱に放り込んだ。
私の気持ちがいっぱいこもった電報なのに…。
悲しみを通り越し怒りがこみ上げてきた美以亜は思わず押入れを飛び出した…。