「ﾗｽﾄ･ｽｷｬﾝﾀﾞﾙ」主演､不慮の死を遂げたﾁｪ･ｼﾞﾝｼﾙが残した明るく優しいﾒｯｾｰｼﾞ…｡
(05/06)
フジテレビ昼の韓流ドラマ枠､「韓流α」で放送中の「ラスト・スキャンダル」｡注目を再び集めている同ドラマを改めて紹介する｡
「ラスト・スキャンダル」は一言で言えば「大人のためのラブコメディ」｡
淑女版の「フルハウス」とも形容される､笑いあり､感動シーンありのシンデレラストーリーだ｡
主演のチェ・ジンシルは一昨年､不慮の死を遂げた韓国トップ女優である｡
その最後の主演作品が「ラスト・スキャンダル」なのだ｡（原題：「私の生涯最後のスキャンダル」）
ジンシルは巨人で活躍したチョ・ソンミン投手の元妻で、国民的スターだったが、一昨年10月に自殺。
彼女はインターネット上の誹謗中傷に悩んでいたとされ、それが原因と見られている。
彼女は親しかったメイクアップアーティストのイという人物に
「この世の中で最も愛している姉さん、何があっても（子供の）ファンヒとジュンヒのことをお願い…」というメッセージを送り、
その3分後の0時45分にまたイに「ごめん」というメッセージを送ったという。
これがジンシルが最後に残したメッセージとされる｡
また今年3月29日､ソウル市内の自宅でジンシルの弟で歌手謙俳優のチェ・ジニョンもまた､後を追うように自殺｡
韓国視聴者に更に悲しみを広げることとなった｡
そんな彼女が最後の主演作として精一杯に演じ､韓国に笑いと憧れを残していったのが同作品だ｡
―かつて美少女と言われた主人公は今はオバサンパーマに黒縁メガネ、さらには早期閉経を迎えてしまった｡
主人は事業に失敗し逮捕、姑には小言を言われる毎日…。
そんな「オバサン」がトップスターになった初恋の相手と再会し、恋をするうちにみるみる美しくなってゆく｡
ファンタジーとリアリティーで爆笑を誘い､韓国版アラフォー、アジェンマ（中年女性）のためにドラマは語りかける｡
あまりにも悲しい背景を背負うことになってしまったドラマではあるが､
女優としてチェ・ジニョンが残してくれた明るいメッセージを､再びテレビの前で受け止めていきたい｡
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ラスト・スキャンダルJASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
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