大型新人中村蒼の初主演映画は活躍できない高校球児!?

(06/11)

天才野球少年作品とは対照的な､名門高校の補欠を主人公にした映画｢ひゃくはち～我ら補欠夢と煩悩のかたまり～｣(森義隆監督)で中村蒼が初主演をつとめる｡主演は斉藤嘉樹とのW主演｡甲子園を舞台に､甲子園で活躍する球児や青春を描く作品は今までも多くあったが､今回はｻﾌﾞﾀｲﾄﾙからも分かるように､ﾍﾞﾝﾁにも入れない日陰の補欠部員達の姿を描く｡だから､内容も汗と涙の美しい青春では終わらない｡ｽﾀﾝﾄﾞで踊るｻﾝﾊﾞの猛練習をしたり､合ｺﾝでｻｲﾝを送り合ったり､ﾍﾞﾝﾁ入りを狙うｼﾐｭﾚｰｼｮﾝﾉｰﾄにはﾗｲﾊﾞﾙ選手の横に｢死ね｣と書いてみたり…｡ﾘｱﾙな高校生らしさを伝える作品となりそうだ｡
補欠を描いた作品だが､野球の練習ｼｰﾝは斉藤いわく｢撮影じゃなくて､野球部じゃん｣というほどﾘｱﾙだったようだ｡中村蒼も｢ﾉｯｸｼｰﾝの初日は足ががくがくして立てなくなった｣と振り返る｡
斉藤嘉樹は盛り上げｷｬﾗの雅人役､中村蒼はｸｰﾙなﾉﾌﾞ役を演じる｡実生活においても､同じ高校のｸﾗｽﾒｰﾄという2人が､等身大の青春をどう演じるのか｡8月の公開が待ち遠しい｡