ラミレス10年連続20号!! 外国人最多タイに

22日に行われた巨人対ヤクルト戦、この試合で巨人のアレックス・ラミレス外野手が10年連続の20本塁打を達成。
古巣を相手に、外国人選手ではタフィ・ローズ（元オリックス）に次ぐ2人目の偉業を成し遂げた。
不動の4番は新たな勲章を手に、チームを勝利に導いた。

1点リードの四回、ラミレスの放った打球は神宮の夜空を切って、バックスクリーン左へと飛び込んだ。
ヤクルト時代の01年から慣れ親しんだ神宮での記録達成に、
「（来日）1本目を打ったのも神宮だった。この球場で達成できた意味は大きい。振り返ってみても、凄い成績だと思うよ」（スポニチアネックスより）
と感慨深げに快挙を喜んだ。

相手は今季3度目の対戦となった村中。
過去2戦ではいずれも2ケタ三振を奪われ白星を献上した難敵だった。
ラミレス自身も緩急自在の左腕を前に、前回対戦の4月18日には狙い球を絞りきれずフォーク、直球、スライダーに手を出して3打数無安打に仕留められた。
その反省を活かし、この日は狙いを直球に定め、ストライクゾーンに来た7球全てにバットを振り、内角直球を弾き返した。
試合前には必ず対戦投手のDVDを見ているというラミレス。
この研究熱心な性格が10年連続で20本以上という安定した成績の秘訣だ。

移籍1年目の08年は打点王、昨季は首位打者に輝いた。今季は本塁打王を獲得して3冠を狙うと宣言したラミレス。
「タイトルの話はまだ早い。これから何が起こるか分からないしね」
と笑う最強助っ人は、リーグ4連覇に向けてチームを引っ張り続ける。

(2010年6月23日)

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