金本が待ちに待ったスタメン復帰!! 15日の巨人戦から

右肩故障で4月18日から代打出場が続いている阪神･金本知憲外野手が､15日の巨人戦でスタメン復帰することが14日､明らかになった｡
｢6番･左翼｣が濃厚｡
14日の巨人戦は雨天中止となったが､15日の直接対決に勝てば再び0･5差と迫ることができる｡

故障から3ヶ月｡慎重にリハビリを続けてきた金本に､ついにそのときがやってきた｡
｢1日も早く守備につきたい｣
そんな強い気持ちが呼び寄せた､ようやくの先発復帰だ｡
13日の巨人戦前､故障後初めてシートノックに入り､左翼から内部のカットマンに4球､力強い送球を返してみせた｡
雨天中止となった14日の試合前にもグラウンドで外野ノックを受け､約40メートルの距離で中継や句に14球の返球を行った｡
ここにきて患部は順調な回復ぶりをみせている｡

代打出場を続けながらの治療だ｡6月16日には再検査の結果新たな断裂箇所が見つかった｡
当然､打撃にも影響が出た｡
何度も挫けそうになったが､それでも再び先発フル出場を果たすときを信じて治療に励んできた｡
患部に負担のかからない送球フォームを得るため､山口投手コーチに助言をもらった｡
患部周辺を支えるインナーマッスルの強化にも取り組んできた｡
山脇守備走塁コーチは､

｢本人は今すぐでもいけると言う｡出たくてしょうがないはず｣(デイリースポーツより)

と金本の気持ちを代弁する｡

本人の強い意志に､指揮官も早期のスタメン復帰を決断した｡
真弓監督は13日の雨天中止後､

｢グラウンドが悪いとバランスを崩したりすることもあるからね｣(同)

と､晴天でグラウンド状態が万全な試合を選び､守備に送り出す意向を示していたが､断続的な降雨が予想される15日にも先発復帰を許可｡
首位攻防の大事な一戦で､完全復活を遂げたアニキの右肩が本領を発揮する｡

(2010年7月15日)

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