プロ野球選手の喫煙事情!! 増税を前に｢絶対にやめない｣と宣言する選手まで!!

10月1日からのたばこ増税による値上げを嘆いている人は多いだろう｡
値上げ前にカートン買いなど､まとめ買いする人も多く､ちょっとした特需が起きている｡

値上げに嘆いているのは､なにも一般の人ばかりではない｡

年俸7100万円(推定)の西武･細川捕手でさえ､
｢今回は1箱で100円以上ですからね｡『増税前の9月中にまとめ買いする』と話してる選手も結構います｡実際ボクも喫煙そのものを考えるようになりましたしね｡このまま増税が続いたらどうしようか､と｡本数減らすとか､1本をギリギリまで吸うとか｡でも､禁煙は･･･難しいですね｣(日刊ゲンダイより)
と値上げに関して頭を抱えている｡

どうやら､サラリーマンより給料は多くても､財布の紐を女房にしっかり握られている選手にとっては今回の値上げは一般人同様に痛いようだ｡

また､細川捕手の発言からもわかるように､プロ野球選手にはたばこ好きが多い｡

現役選手では､阪神･金本やロッテ･西岡が喫煙者として知られている｡
意外なところでは王貞治(現福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長)は現役時代､試合後にベンチで一服する姿がよく目撃されていた｡

アスリートたるもの､現役を1年でも長く続けるために禁煙すべきだという意見はもっとも｡
しかし､｢現役中は絶対にたばこはやめません｣と宣言している選手がいる｡
西武のベテラン左腕･石井一久投手だ｡

｢奥さん(彩子夫人)にも同じことを言われます｡『何で今やめないで､引退してからやめるの』って｡でも､現役中はやっぱりストレスを感じることが多い｡ピッチングの時もそうですが､緊張もありますしね｡そんな中で､(たばこを)やめるのはどうかと｣(同)

ピッチャーはマウンドで孤独な存在｡
その不安を少しでも紛らわせるために､たばこは欠かせないようだ｡

さらに石井は､
｢『たばこなら簡単に増税できるから』という理由で､値上げされている現状にはひと言いいたいです｣(同)
と増税に対しても言及｡
普段ひょうひょうとした男が､たばこに対しては熱い一面を見せた｡

健康志向が高まり､肩身が狭くなる一方の喫煙者｡
今年で37歳を迎えた石井だが､"中年の星"ではなく"喫煙者の星"として､これからも活躍してほしいものだ｡

(2010年9月23日)

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