戦犯扱いのクルーン､｢尊敬されたい｣と切実な思いを告白!!

クライマックスシリーズ(CS)で中日に敗れ､4連覇の夢があっけなく散った巨人｡

早速､コーチ陣が"粛清人事"で一新され､イ･スンヨプら助っ人外国人も次々とクビを切られている｡
中でも､渡辺恒雄球団会長に､
｢ああいうのはいらねえ､もう｣(夕刊フジより)
と言われ､V逸の戦犯扱いされているのが守護神･クルーンだ｡

昨オフには今季限りでの引退も示唆していたが､あと23に迫った､
｢史上5人目の通算200セーブを達成したい｣(日刊ゲンダイより)
と現役続行を決断｡
当然､巨人との再契約は絶望的だが､他の11球団全てOKの姿勢でアピールしていくつもりのようだ｡

『日刊ゲンダイ』が米国へ帰国前のクルーンを直撃している｡

-日本球界に残るために､何か言っておきたいことはあるか?
｢考えてもみてくれ｡今年はあちこちケガ(右手親指や右ヒザ)したのに25セーブ(4勝3敗)を挙げられた｡ケガはもうほぼ治っている｡ケガしたところさえ万全にすれば､問題ない｡スピードはまだ落ちていないし､今年の25セーブ以上の成績は必ず挙げられる自信がある｣

-高額年俸(推定3億円)がネックになる｡3億円では他球団が誘いにくいかもしれない｡
｢お金は関係ない｡お金じゃない｡日本で(通算)200セーブ(を達成)して尊敬されたい｣

-希望の球団はあるのか?
｢まだ巨人の選手だし､そういうことは今の段階では言えない｡あくまで巨人が最優先だけど､他の球団から誘いがあったらうれしい｡関東じゃなくてもいい｡必ず役に立てると約束する｡そう(新聞に)書いといて｣

ケガをしながらの25セーブに誇りを持っているようだが､防御率4.26はセ･リーグ抑え投手の中で断トツの最下位｡
本人の言うようにスピードは落ちていないが､制球力は衰えを見せている｡

日本最速の162キロや最多セーブ獲得など､実績がありながら評価の低いクルーン｡
本人が願う"尊敬"を得るために､再び輝きを取り戻すことはできるのか｡

(2010年11月7日)

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