内川聖一､移籍理由は球団からの裏切り!? ソフトバンク入り目前か!?

横浜からFA宣言した内川聖一内野手のソフトバンク入りが濃厚と報じられている｡
入団交渉は26日に行われる予定になっているが､ソフトバンク側はすでに水面下で交渉に入っており4年総額12億円を提示しているという｡

そんな中､内川は23日に行われたファン感謝デーに参加｡
イベント中には集まった2万4000人のファンからは残留を求める声が上がり､
｢ありがたいですね､10年間しっかりやってきたかいがありました｣(デイリースポーツより)
と感慨深げな表情を浮かべた｡

しかし､内川の中に横浜への愛着はすでにない｡
なぜなら､他球団への移籍を決断させたのは他でもない球団社長の"裏切り"が原因だったからだ｡

内川はシーズン前からFAの移籍を考えていたわけではない｡
実際､FA権を獲得したシーズン中の8月､加地隆雄球団社長から､
｢来季は君をキャプテンとしてチーム作りを進めたい｣(東京スポーツより)
と残留を要請された時点では気持ちは五分五分だったという｡
かねてより残留条件を金銭面ではなく低迷するチームの改革としていた内川にとって､この加地社長からの言葉は大きな意味を持っていたに違いない｡

しかし､加地社長は先月末､FA権を行使せず残留を発表した村田修一内野手をキャプテンに指名｡
残留会見での､
｢自分が変わることでチームも変わる｣(ニッカンスポーツより)
という村田の言葉に意気込みを感じたのだという｡

信頼していた加地社長に裏切られた形となった内川｡
ファン感謝デーで新キャプテンとして紹介された村田をどんな気持ちで見ていたのだろうか･･･

そんな横浜に対し､ソフトバンクの小林至取締役は､
｢3年連続打率3割､3年前には右打者最高打率､野球に対する姿勢もチームにポジティブな影響を与える｡野球選手としても､人間としても､彼を悪く言う人はいない｣(同)
と実力だけでなく内川の人間性も高く評価｡
これだけの差がある2球団｡
内川がソフトバンク移籍を考えるのも無理はないだろう｡

(2010年11月25日)

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