横浜が"チェン2世"陳冠宇投手を獲得!! 台湾での公式戦開催も計画中!?

横浜は7日､台湾国立体育大学の陳冠宇投手(チェン･グァンユ)と契約合意したと発表｡
背番号は53で､13日に春季キャンプが行われている沖縄･宜野湾で入団会見を行うという｡

20歳の陳は昨年､大学の春季リーグで7試合に登板し5勝0敗､防御率0.00という完璧な成績をマーク｡
台湾代表として､世界大学野球選手権や広州アジア大会などの国際大会にも出場した｡

178センチ､73キロと線は細いが､最速148キロの直球は威力があり､変化球もカーブ､シンカー､チェンジアップ､フォークと多彩｡
中日･チェンがかつて在籍していた大学に通い､投球スタイルも似ていることから"チェン2世"と呼ばれ､横浜以外にも巨人や中日が熱い視線を送っていた｡

昨季も台湾人左腕の王溢正投手(ワン･イイゼイ)を獲得している横浜｡
将来性豊な両左腕の活躍次第では､アジア市場へ進出する考えもあるようだ｡

ある球団幹部は､
｢他球団も台湾で試合する動きがあるみたいだが､ウチにもある｡王や陳が活躍して実績を残してくれれば､話も具体的に進む｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
横浜･佐藤貞二常務も､
｢2人が故郷でプレーできれば素晴らしい｣(デイリースポーツより)
と意欲的だ｡

台湾での公式戦となれば､2002年に台北で行われたダイエー対オリックス以来｡
3年連続最下位､球団の身売り騒動と暗い話題が続いている横浜だが､台湾出身の両左腕はチームに明るさを与えることができるだろうか｡

(2011年2月8日)

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