楽天･星野監督とオリックス･岡田監督による､赤星憲広”コーチ”争奪戦が勃発!?

一昨年､中心性脊髄損傷によって33歳の若さで現役を引退した元阪神･赤星憲広｡
現在は野球評論家として､テレビやスポーツ紙で活躍している｡

そんな赤星が3日､楽天の久米島キャンプを訪問｡
阪神時代の恩師である星野監督から､
｢お前が来とるのに損やないか｡教えてやってくれ｣(デイリースポーツより)
と"臨時コーチ"就任を要請され､鉄平や聖澤諒､内村賢介といった楽天の誇る俊足選手たちに走塁の極意を伝授した｡

5年連続盗塁王のセ･リーグ記録を持つ赤星からの指導に内村は､
｢タートの切り方とか､データを取って自分で分析するとか｡(赤星さんは)目標にしないといけない｣(日刊ゲンダイより)
と刺激を受けた様子｡
スーツ姿で熱心に指導するかつての教え子の姿に､星野監督も､
｢最高の走塁マン｡見習うところはいっぱいある｡1日､半日じゃ足りない｡オレのポケットマネーで(楽天のコーチとして)縛り付けていようかな｣(同)
と上機嫌だった｡

評論家として各球団のキャンプ地を飛び回っている赤星｡
楽天の前に訪れたオリックスの宮古島キャンプでは､岡田監督からも､
｢何だおまえ､教えてくれんのか｡うちで(コーチを)やってくれ｣(同)
と声をかけられたという｡

2009年オフにオリックスの監督に就任する際､古巣･阪神の選手やコーチを引き抜こうとして､フロントの逆鱗に触れた岡田監督｡
赤星へのコーチ就任要請はこの頃からあったのではとみられている｡

確固たる野球哲学を持つ赤星は､コーチとしても大成する可能性があるだろう｡
来オフ､かつての恩師二人による"赤星コーチ"争奪戦が繰り広げられる可能性もありそうだ｡

(2011年2月12日)

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