広島が2年ぶりの6連勝で首位キープ! 急成長の22歳･丸佳浩が4安打3打点!

【横浜 8-11 広島横浜スタジアム】
首位を走る広島は21日､横浜との乱打戦を制し2年ぶりの6連勝｡
13年連続Bクラスのチームは貯金を4に増やし､首位をガッチリとキープした｡

好調のチームを象徴しているのが､4年目の丸佳浩外野手｡
19日の横浜戦でプロ初本塁打を放った期待の長距離砲は､この日も第1打席から安打で出塁｡
2-3と逆転された直後の四回には､右翼席最前列へ同点2号ソロをたたき込んだ｡

さらに六回無死一､二塁の場面では､右中間を破る勝ち越しの適時二塁打｡
サイクル安打への期待がかかる七回の第4打席は､三塁打こそ出なかったがきっちり右前へはじき返し､プロ入り初の猛打賞を記録した｡

千葉経大付高校時代に49本塁打を放った丸は､2007年の高校生ドラフト3位で広島に入団｡
プロ2年目の春季キャンプで初めて1軍に合流し､2000本安打を達成している大先輩･前田智徳外野手から､
｢バッティングはこのままでいけ｣(デイリースポーツより)
と声を掛けられたほどの逸材だ｡

昨オフは阪神･金本や新井らと共に自主トレを行い､二人が舌を巻くほどの怪力を披露｡
春季キャンプでも結果を残し､野村監督からはキャンプMVPに指名された｡

プロ初本塁打を放った19日に続いてのお立ち台となった丸は､
｢素直にうれしい｡チームが勝つために､1打席1打席をこのままずっと続けられれば最高｣(スポーツ報知より)
と充実した表情｡
サイクル安打については､
｢全く知りませんでした･･･｣(同)
と振り返り､球場を笑わせた｡

この日の勝利で､チームは7年ぶりの貯金4｡
ラッキーボーイの出現で､広島の勢いはさらに加速していきそうだ｡

(2011年4月22日)

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