オリックス･金子千尋が3安打完封! チームは10年ぶりの8連勝で3位浮上!

【楽天 0-4 オリックス Kスタ宮城】
オリックス･金子千尋投手が6日､敵地での楽天戦に先発｡
9回をわずか3安打に抑える完璧な投球で､今季初の完封勝利を挙げた｡

楽天に対し2008年7月から9連勝中と相性の良い金子は､この日も伸びのある直球と切れ味鋭い変化球で打者を圧倒｡
五回の先頭･ガルシアから6者連続三振を奪うなど､最後までつけ入る隙を与えなかった｡

好投する右腕を打線も援護｡
三回に四球と二塁打で1死､二､三塁のチャンスを作ると､大引の中前適時打で2点を先制｡
五回と六回にも内野安打の間に1点ずつ加点し､楽天のエース･岩隈を6回でマウンドから引きずり降ろした｡

投打がかみ合ったオリックスは､2001年5月以来10年ぶりの8連勝｡
約2ヶ月ぶりの5割復帰で3位に浮上した｡

今季最多となる10個の三振を奪った金子は､
｢大事なゲームというのは分かっていた｡けど､意識しすぎると僕はダメなんで一人一人､一球一球を心がけてました｣(スポーツ報知より)
とコメント｡
クライマックスシリーズ(CS)進出を争う楽天との3連戦初戦をものにし､安堵の表情を浮かべた｡

3位から6位までが､ゲーム差｢6.5｣の中にひしめき合う混戦となっているパ･リーグ｡
3位浮上にも岡田監督は､
｢5割でここからよ｡これからは連敗できんから､一試合一試合気を引き締めていかんとな｡今日は今日｡明日からよ｣(同)
と厳しい表情でコメント｡
2008年以来となるCS進出へ､指揮官に油断はない｡

(2011年9月7日)

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