岩隈､マリナーズと1年1億2000万円で合意! 背番号は｢18｣に決定!

メジャー移籍を目指し楽天からFA宣言した岩隈久志投手が､マリナーズと1年契約で合意したことが6日､分かった｡
関係者によると､年俸は約150万ドル(約1億2000万円)で､出来高を含めた総額は昨季の楽天での推定年俸3億円を上回るとみられる｡
なお､背番号は｢18｣に決まった｡

FA宣言後､マリナーズのほか､アスレチックスやオリオールズとも交渉を行った岩隈｡
マリナーズは他球団よりも条件は悪かったが､
｢最初はびっくりしましたけどオファーをもらいうれしかった｡やってやろうと､やる気になりました｣(ニッカンスポーツより)
と前向きに捉えた｡

岩隈は昨オフ､ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を図ったが､独占交渉権を得たアスレチックスとの交渉は決裂｡
条件面で折り合いがつかなったなどと報じられたが､
｢お金じゃないんです｡必要としてくれているかです｣(同)
とアスレチックスの交渉態度に疑問を投げ掛けた｡

その点､マリナーズからは必要としてくれていると強く感じた｡
昨年末､長女と義父の楽天･広橋コーチと極秘渡米しシアトルを訪問した際には､マリナーズのズレンシックGMとの会食が実現｡
先発の柱として考えているとの構想を直接伝えられるとともに､岩隈側が希望していた背番号｢18｣の提示を受けた｡

マリナーズにはイチロー外野手が所属しているほか､ソフトバンクからFAとなった川崎宗則内野手の春季キャンプ参加も決定｡
今年3月28､29日の開幕2連戦は東京ドームで開催されることが決定している｡
岩隈がメジャー初登板を日本で迎える可能性は十分にあり､本人も､
｢イチローさんとムネ(川崎)がタッグを組んで｡そこで投げられたら｣(同)
と目標に掲げた｡

東京でトレーニング中の岩隈は同日､国際電話を通じて入団会見に臨む予定｡
2年越しの夢を実現させた岩隈の第一声に注目が集まる｡

(2012年1月6日)

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