上原2年5億円の“超低評価”には3つの理由が存在した!?
上原にとっては運が悪いとしか言いようがなかった…。

米大リーグでは8日から、恒例のウインターミーティングが開催された。
このウィンターミーティングとは、オフシーズンに各球団がどの選手を獲得するかをメインに話し合われるもので、日本でいうストーブリーグに近い。

そして今回は、日本国内からFA宣言した巨人・上原浩治投手(33)、中日・川上憲伸投手(33)の動向に注目が集まっている。
なぜなら昨年、黒田がロサンゼルスドジャースと3年総額3530万ドル(当時の日本円で約40億円)という夢のような契約を結んでいるだけに、球界を代表するこの2名がどういった契約を結ぶのかという点が注目される理由だ。

しかし、米球界関係者からは想定外の声が上がっている。
それは、上原らの評価がかなり低いものになるというのだ。

ア・リーグ東地区の国際担当スカウトによると、上原は2年契約で年俸250万ドル(2年で日本円約5億)が妥当な線だと予想されているという。
昨年の黒田が年俸約14億円だったことを考えると、上原はその三分の一程度。

これだけ年俸に差が出るのにはそれなりの理由がある。
まず上原本人においては、現在米リーグで活躍中の日本人選手に比べると渡米する年齢が高く、さらには日本での故障歴があることで、長期間継続的に起用できる保証がないという理由。これが一番の致命傷だという。

この他にも上原本人が直接の原因ではない理由が2つ。

まずは世界的な経済危機だ。昨年のウインターミーティングと今回のウインターミーティングでは、金回りがあからさまに違うのだ。
実力がある選手を獲得したくとも高額は提示できない。どの球団もこの悩みは抱えているようだ。

そしてもう一つ、米リーグ内でのFA宣言選手の存在だ。
今オフは先発陣が抱負と米リーグ機構が名言するほど大物先発投手の移籍が盛ん。
それに比べると上原や川上といった日本を代表する投手でもその影に隠れてしまうのだ。

これは不運としか言いようがない。

そうはいっても球団からのオファーがないわけではない。
米リーグにデビューすることが目的で金額はいくらでも構わないというスタンスであれば両名の米デビューは確実なものと言える。

果たしてどのような契約で米リーグデビューを果たすのか。ウインターミーティングは12日まで行われる。
(2008年12月9日)
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