ついに見納め!! ｢新春かくし芸大会｣､来年元日に47年で有終の美

フジテレビの正月恒例番組｢新春かくし芸大会｣が､来年元日の放送で47年の歴史に幕を閉じる｡

来年はフジテレビ開局50周年記念番組｢新春かくし芸大会FOREVER｣(後6時)として､総集編を約3時間にわたって編成｡

過去46回の名場面を大放出し､NHK｢紅白歌合戦｣､TBS｢輝く!日本レコード大賞｣と並ぶ年末年始恒例の大型番組が有終の美を飾る｡

新春の風物詩といえる正月バラエティーが､フジテレビ開局50周年という節目の年に見納めとなる｡

同番組は1964年にスタート｡

人気タレントが2組に分かれ､得意芸で勝敗を競うエンターテインメント番組｡

当初は人気歌手が出演者の中心で､漫才や三味線､曲芸などを披露していたが､番組の人気が高まるにつれて挑戦芸の難易度がアップ｡

特訓を重ねて演目に挑むようになり､成功させた出演者が見せる涙が番組の名物に｡映画やドラマのパロディー､英語劇､中国語劇なども上演され､現在のバラエティーの"原点"にもなった｡

これまでの平均視聴率35.5%を驚異的な数字を記録｡なかでも80年放送の第17回は48.6%を稼ぎ､NHK｢紅白歌合戦｣と並ぶ国民的人気を誇った｡

来年元日に有終の美を飾る｢-FOREVER｣では､集大成として汗と涙と笑いあふれる過去46年の名場面を一挙大放出｡スターの素顔が満載の｢NG･ハプニング選｣なども放送される｡

そして目玉となるのはやはり､手に汗握る新たなかくし芸｡

番組史上最多出演数41回を誇り､｢ミスターかくし芸｣と呼ばれる堺正章(63)と｢ポストかくし芸｣として奮闘してきた中山秀征(42)､恵俊彰(44)が番組の集大成となる大技演目に挑戦するが､内容は放送までトップシークレットという｡

宮道治朗プロデューサーは｢昭和から繋いできた偉大なる番組はさらなる進化を遂げ､新たな展開を迎える予定です｣と"復活"を示唆しているが､さて…｡(松野)