中田カウスが恐喝事件の取り調べで大阪府警から暴行されていた!

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漫才コンビ｢中田カウス･ボタン｣のカウス(60)が､吉本興業の元会長を恐喝したとして任意の聴取を受けていた昨年3月､大阪府警捜査四課の捜査員から取調室で暴行されていたことを告白した｡｢デイリースポーツ｣が報じている｡

当時､むち打ちなどで全治１週間のケガと診断されていたという｡

周囲への影響を考え､これまで事実を公にはしなかったが｢闇には光を当てなアカンでしょう｣と決意したというカウスは､今後､府警監察官室に対し､特別公務員暴行陵虐罪で捜査員を告発する可能性を示した｡

カウスによると､府警本部の取調室で捜査員に暴行を受けたのは､昨年3月4日午後8時ごろ｡

問題の捜査員は､聴取の記録係に外に出るように促すと､｢こら､カウス!｣と暴言を吐くとともに､カウスをイスごと壁にぶつけ､腰の痛みでうつむくカウスのあごをつかみ｢われ､顔上げんかい!｣と無理やり引き上げ､最後にイスの脚を持ち､そのままひっくり返したという｡

カウスは翌日､大阪市内の病院で｢むち打ち症や腰部打撲で､７日間の安静加療を要する｣との診断を受け､この日の聴取の際に診断書を問題の捜査員に見せ､コピーを取らせたが､捜査員は｢どうせ知り合いの病院やろ｣と意に介さなかったため､後日､初めて訪ねる病院で精密検査を受け､同様の診断を受けた｡

新たな診断書はカウスの代理人を務める弁護士が､府警捜査四課長に提出｡

しかし､その後､府警側からの謝罪は一切なく､聴取も途絶えたという｡

聴取を受けていた恐喝事件は､不正支出金を返還させるようにカウスが当時の経営陣から依頼されていた経緯もあり､当初から事件性があるのかどうか疑問視されていた｡

デイリースポーツは､大阪府警に対し､上層部が診断書提出の事実などを把握していたのかどうかなど書面で質問したが､期限までに回答はなかったという｡(淺川)