｢AKB48｣偽握手券譲渡容疑で無職男と少年を逮捕!! 困らせてやろうと思った…

(06/22)

｢AKB48｣のメンバーと握手できる｢握手券｣を偽造しファンに渡したとして､警視庁少年事件課は22日までに､偽造有価証券交付の疑いで､東京都練馬区大泉町､無職大井邦彦容疑者(25)と､埼玉県川口市の高校3年生の少年(17)を逮捕した｡

大井容疑者の逮捕容疑は昨年11月､偽造した握手券にメンバーのスタンプを押し､渋谷区の路上で男子生徒に1枚約1500円で15枚を渡した疑い｡

男子生徒は､大井容疑者から入手した同じ枚数の偽造握手券を､別のファンの少年に1500円前後で渡した疑い｡

同課によると､大井容疑者はAKBの熱狂的なファンで､｢パリ公演に行った際､自分たちより現地の人へのファンサービスに力を注いでいたのが不満だった｡スタッフを困らせてやろうと思った｣と供述しているという｡

偽造券は印刷業者に依頼し､約2000枚を偽造｡自分でAKB48メンバー20人分の印鑑を作り､うち偽造券300枚の裏面に実物と同じように印を押していたという｡

偽造券の紙の質や記載されていた会場名が違っているなどしたため､実際に会場で使われることはなかったというが､同課は有価証券偽造容疑でも立件する方針｡

今年3月のイベントで男子高校生が偽造券を持っていたため捜査員が事情を聴いたところ､入手先として大井容疑者の名前を挙げ､犯行が浮上したという｡(松野)