アッコをよろしく」 押尾学被告が出頭前に見せた意外な素顔と!?

合成麻薬MDMAを一緒に飲んで容体が急変した飲食店従業員、田中香織さんを放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死など4つの罪に問われている元俳優・押尾学(おしおまなぶ=32)被告の裁判員裁判第3回公判が7日、東京地裁で行われた。

今日の裁判では、押尾被告にMDMAを渡したとされる友人の泉田勇介受刑者が検察側の証人として出廷。
泉田受刑者は、事件2日前の昨年7月31日に被告にMDMA10錠を渡したとして、麻薬取締法違反(譲渡)の罪で懲役1年の実刑判決がすでに確定している。

法廷に泉田受刑者が現れ、虚偽の発言を行わないと宣誓。

検察側は早速、MDMAを誰に譲渡したのかと核心に迫る質問を放った。

泉田受刑者は、
「押尾学です」
とハッキリとした口調で答え、左側の弁護人の隣に座る押尾被告を鋭い目線でしっかり見つめた。
それに対し、押尾被告も視線をそらそうとせずにらみ返したという。

押尾被告の発案で『アミノ酸』という隠語を使い、MDMAをやり取りしていたという二人。

検察官が、押尾被告から泉田受刑者に送った、
「話、変わるけど、アミノ酸入る?最近夏のせいか、周りがみんなアゲアゲだわ笑」
というメールを読み上げる場面もあった。

また、押尾被告が過去に一緒にMDMAを飲んで体調が悪くなった女性について、
「女の子がゾンビみたいになっちゃった」
と話したことがあったと証言し、女性の体調よりも、自身のスキャンダルを気にしていたと当時の状況を振り返った。

事件の際使われたMDMAについては、事件3日前に入手を依頼され、翌日、押尾被告に10錠手渡したと証言。
押尾被告はそのMDMAをスニーカーの中に隠したという。

そして事件当日、田中さんが死亡した後に押尾被告から電話があり現場に向かった泉田受刑者は、そこで押尾被告から、処分して欲しいとMDMAを手渡されたと証言した。

押尾被告が出頭を決めた際には、
「アッコのことをよろしく頼む」
と元妻の女優・矢田亜希子(やだあきこ=31)を気遣うような発言があったという。

明日8日は、現場に駆けつけた消防職員や、現場マンションの警備員などが証人として出廷し、押尾被告が速やかに119番通報していれば、田中さんの命を救えたかどうかが問われる予定だ。(伊原)
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