浅田真央､母親危篤で緊急帰国! GPファイナルは欠場

フィギュアスケート女子の浅田真央(あさだまお=21)が､体調を崩していた母親の病状悪化を理由に､9日からカナダで開幕するグランプリ(GP)ファイナルを欠場することが､分かった｡

関係者によると､浅田は現地時間8日早朝､母親が危篤であるとの連絡が入ったため､急きょ佐藤信夫コーチと共にカナダを出発して帰国｡
周囲には､
｢ご迷惑をお掛けします｣
と語り､気丈に振る舞っていたという｡

浅田の母親は今年3月頃から体調を崩し､入退院を繰り返していたとのこと｡
詳しい病状は分からないが､一部では以前から内臓系の疾患であると報じられていた｡

浅田の欠場を受け､国際スケート連盟のチンクアンタ会長は､
｢浅田選手のご家族の状況を心配している｣
とコメントを発表｡
女子代表として大会に臨む鈴木明子(すずきあきこ=26)は､
｢一刻も早く(浅田の母親の)状態が良くなることを祈っている｡残ったチームジャパンで一丸となって頑張りたい｣
と前を向いた｡

昨シーズン不調に陥った浅田だが､今シーズンは11月下旬のロシア杯で優勝｡
GPファイナルでは2008年大会以来､3度目の優勝を目指していた｡

母の体調不良を知りながら､見事に復活を遂げた浅田｡
その裏には､母親からの自立があったと『女性自身』が報じている｡

浅田は今夏のオフを利用して運転免許を取得｡
自ら車を運転し､練習拠点である中京大と自宅マンションを行き来するようになったという｡

｢これまで練習の送り迎えはお母さんの役割でした｡しかし､年明けからお母さんは体調を崩しています｡
真央ちゃんが免許を取ったのも､『体調の悪いママに､もうこれ以上頼れない』という､母親思いの真央ちゃんらしい気遣いもあったのでしょう｣(地元スケート関係者:女性自身)

今シーズン､代名詞であるトリプルアクセルを封印し､結果にこだわるスケートを見せていた浅田｡
表彰台に上がる姿を見てもらい､少しでも母親を励まそうとしていたのだろうか｡(伊原)