もはや頼みの綱ジャンパイア以外にはない!?

ジャイアンツファンにとっては、眠れぬ夜が続いているだろう。

眠れない理由……それはもちろんイライラだ。

とにかく勝てない。

エース上原の不調、そして16日の中日戦では頼みの綱の内海も撃沈。グライシンガーも11日のヤクルト戦でこそ白星をあげているが、その前5日の阪神線では黒星を喫しているので、決して安定しているとは断言できない。

中日に連敗した巨人は、なんと開幕から16試合で10敗という、まったくもって笑うに笑えない結果になっている。

この結果は84年に並んで、2リーグ制移行後ワーストタイの記録となっているのだそうで、原監督の心中はもはや神頼みの域にすら達しているのではないだろうか?

しかし、神頼みをする前に、忘れてはいけないのが、助っ人。もちろん助っ人外国人のことではない。

巨人には、とても頼りになる、強力な味方がいるではないか!

そう、判定がジャイアンツ寄りの審判たち、いわゆる「ジャンパイア」だ。

審判団の公式見解としては、どこかの球団をひいきにするようなジャッジはしていないと断言するだろう。ただ単に、審判の技量的な問題ゆえの誤審だったりすることももちろんある。

しかし、ジャイアンツに反感を持つ野球ファンの間では、「どうもこの審判、ジャイアンツファンなんじゃねえの?」という不信感もぬぐえないでいるとか。

たとえば、2003年6月の広島戦、いわゆる「広島ジャンパイア事件」をはじめ、昨年4月のブラウン監督のホームベース隠しによる退場で有名になった一戦など、1試合全体を通じて巨人への有利な判定がされている試合は否定できない。

これらの指摘を受け、一昨年には原監督自身が「何年か前のジャッジは、、ジャイアンツに有利に働くジャッジが多かった。他球団の監督にアンケートをとっても、はっきりするだろう。」と述べているのだから、もはや揺るぎようはない。もちろん原監督自身や巨人が審判団にそのような懇願や申請をしているわけではないのだろうが。

巨人ファンならば、「ジャンパイア」という言葉を使われること自体「ふざけんな!」となるところだろうが、実際、今の戦績を見ると…「ジャンパイアのおかげでもいいから勝ってくれ!」というのが本音では?(古田鉄寿)


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