ハモネプリーグ2008を制したのはジブリ系を歌った「どんぐり」！！

9月23日（火・祝）。

フジテレビ系の人気番組「ネプリーグ」で､「青春アカペラ甲子園　全国ハモネプリーグ2008秋（第6回大会）」の開催模様がオンエアされた。

ハモネプとは､アカペラのコーラスにスポットを当てた企画。

楽器を使わずに声だけでハーモニーを奏でるパフォーマンスグループを取り上げた名物コーナーだ。

特に､ドラムやパーカッションといった楽器の音を声で表現する「ボイスパーカッション（ボイパ）」人口を大きく増やしたのは､このコーナーの影響が強い。

そもそも､ハモネプはフジテレビ系列の人気バラエティ番組だった「力の限りゴーゴゴー!!」の中で2001年5月16日にスタートした一コーナーにすぎなかった。

しかし､番組後期・末期人気レギュラーコーナーでこのコーナーからプロデビューしたユニットもおり､全国でハモネプに影響を受けたグループが次々と生まれてきていることから､ついに全国大会にまで発展していったのだ。

今回の第6回大会では､地区予選で選び抜かれた18組のグループが､6組ずつA・B・Cの3ブロックに分れて予選を争った。

予選の結果､各ブロックで最高得点を獲得した1組が決戦ステージへ進出。

そしてその3組が優勝をめざして､日本一を競うといったシステムだ。

ではここで､その出場者をもう一度おさらいしておこう。

【Aブロック】

●島根県　男男[だんだん]（出雲高校合唱部）　演奏曲「涙のリクエスト」／チェッカーズ　83点

●東京都　Link the Light（青山学院大学）　演奏曲「Dreamland」／BENNIE K　87点

●東京都　ソルブ（東京大学）　演奏曲「誘惑」／GLAY　83点

●福岡県　ビッグ★ぱふぇ　演奏曲「青い珊瑚礁」／松田聖子　78点

●埼玉県　The Company（獨協大学）　演奏曲「勝手にシンドバッド」／サザンオールスターズ　80点

●大阪府　大阪ナタデココ　演奏曲「世界中の誰よりきっと」／中山美穂　86点

このブロックを突破したのは､ボーカルのモモカが率いる青学の都会はセレブバンド「Link the Light」。

モモカのキュートなボーカルと演奏者4名の男女バランスのとれた､パワフルなハーモニーが飛びぬけていた。

【Bブロック】

●東京都　Bam B Crew（創価大学他）　演奏曲「M」／プリンセス・プリンセス　92点

●大阪府　やきそば★SOUL　演奏曲「今夜はブギーバック」／小沢健二　89点

●東京都　スパークル　演奏曲「気分上々↑↑」／mihimaru GT　89点

●愛知県　ドクター★mimi（藤田保健衛生大学）　演奏曲「元気を出して」／竹内まりや　83点

●山梨県　ばんばんドドンパン　演奏曲「バンザイ」／ウルフルズ　75点

●東京都　ジュブナイル（立教大学）　演奏曲「恋におちて-Fall in love-」／小林明子　95点

このブロックを制したのは､立教大学のイケメン6人組「ジュブナイル」。

審査員が大絶賛したボーカルの甘い歌声と､女性の曲を男性だけでハモっている色気のある構成が評価された。

【Cブロック】

●東京都　どんぐり（一橋大学）　「演奏曲崖の上のポニョ」／藤岡藤巻と大橋のぞみ　93点

●福岡県　よかろうもん（県立小郡高校）　演奏曲「ダイナマイト」／SMAP　88点

●福岡県　チャラーズ　演奏曲「ギャランドゥ」／西城秀樹　80点

●東京都　スウィチーノ　演奏曲「亜麻色の髪の乙女」／島谷ひとみ　82点

●埼玉県　Bell　演奏曲「三日月」／絢香　87点

●東京都　タートルズ（東京学芸大学）　演奏曲「銀河鉄道999」／ゴダイゴ　90点

このブロックでは､一橋大学のアニソン好き5人組「どんぐり」が予選突破。

「崖の上のポニョ」をキュートに歌い上げて高得点を獲得した。

いずれも僅差の予選ステージで超がつくハイレベルな戦いが繰り広げられたあと､結晶ステージへ。

決勝ステージに登場したのは､すべて東京勢。

楽曲も､誰もが知るものばかりで､選考は難航したが､「どんぐり」が「もののけ姫」（米良美一）を歌いあげ､“ジブリどっぷり戦略”で全国ナンバーワンに輝いた。

こうして読んでいるだけでも､なんだかワクワクしてくる人もいるのではないだろうか？

くしくもオンエアを見逃してしまった人､11月中旬に東京でハモネプライブの開催が決定しているので､ぜひ見てみてはどうだろう。

RAG FAIR､INSPiも特別参加するとあって､見逃せないライブになりそうだ。（古田鉄寿）