ぼくの妹
[第8話]
06/07放送

櫻井(大滝秀治)の遺骨を故郷の岡山に届けた盟(オダギリジョー)は機美(西原亜希)という看護師と会う。
老医師が倒れてしまったので、代わりに患者の応急処置をしてほしいと彼女は言う。

処置を終えた盟が東京に戻ると、颯(長澤まさみ)は引越しの準備をしていた。
やはり、九鬼(千原ジュニア)のもとへ行くらしい。
颯は九鬼が受け取れないと言って返した900万円を盟に差し出す。

しばらくして、盟は小高教授(山田明郷)から、老医師の跡を継ぐため、岡山へ行く気はないかと言われる。
週に2日でもいいというのだが、盟は今それを了承できる状況ではない。

だがその夜、盟のもとに機美が訪ねてくる。
彼女は盟に岡山へ来てもらえるまで、毎日でも来ると言い、その晩は泊まっていった。

そんなある日、盟は同期の整形外科医から、ある患者のデータを見せられる。
それを見る限りは明らかに肺ガン。
患者の名前が九鬼だと知って、盟は驚く。

盟は颯に電話をして会うが、九鬼のことは最後まで言えなかった。
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04/19 第1話

キャスト
江上盟 / オダギリジョー(おだぎりじょー)
大学病院の外科講師。幼い頃に両親を亡くし、妹と2人で叔母の家で育てられた。少年時代から常に「神童」と呼ばれた超エリートで、医師への道を突き進み見事その夢を叶えたものの、出世欲はゼロで、周りの出世競争や足の引っぱり合いばかりの大学病院にやる気を失い、今ではルーティーンワークに忙殺されるだけの毎日を送っている。昔から男を見る目が全くない妹・颯が変な男に騙されてはいないかといつも心配しているが、実は自身も恋愛経験にはかなり乏しい。
ある日、桐原里子と偶然出会ったことにより、彼自身や兄弟の運命は大きく動き始める…。
江上颯 / 長澤まさみ(ながさわまさみ)
幼い頃に両親を亡くし、盟とともに叔母の家で育てられる。盟とは正反対んに、「奇跡のようなバカ」と常に呼ばれ続けていたが、天性の要領の良さと生活力を持ち合わせている。一見、奔放な性格だが、夢は“30歳になるまでに1億円を貯めてマイホームを買うこと”であり、「家族」や「絆」に対しての憧れが人一倍強い。自分をいつまでも子供扱いする兄を疎ましく思い、合えば大ゲンカを繰り返しているが、本当は医者になった兄を誇りに思っており、兄にもしものことがあれば自分が絶対に守るという強い意思を胸に秘めている。
桐原里子 / ともさかりえ(ともさかりえ)
ケータリングの仕事の最中、自転車に乗った盟と接触し怪我を負う。台無しにしてしまったパーティー用料理を弁償するため、45万円という大金を用意しなければならないと盟に告げ、盟は困惑する里子に自分の責任だからと金を渡そうとするが…。
瀬川欽也 / 田中哲司(たなかてつじ)
事務を務める妻と一緒に、法律事務所を経営している弁護士。颯の恋人で、不倫関係にある。夫婦仲は冷めきっていて、颯に結婚を申し込むものの、口から生まれてきたかのような適当な性格のため、彼の言う「離婚協議中」の信憑性はゼロ。颯を心配して事務所に乗り込んできた盟には何故か従順。
九鬼研次 / 千原ジュニア(ちはらじゅにあ)
何故か盟と颯を付け狙う、謎の男。家計のために大学進学を断念し、卒業後に上京し就職するも、不況のあおりを受け会社が倒産。人見知りで口べたなため再就職もままならず、ようやく見つけた下水配管工の職も、不幸な事故と大不況が重なる不運に見舞われ、失業。路頭に迷い、“格差社会”に翻弄され、世間に恨みを持っている。
大河原龍三 / 若林豪(わかばやしごう)
戸山医科大学病院の理事長で、「戸山医科大学病院の天皇」の名を持つ絶対的権力者。一人娘の春奈を溺愛しており、結婚相手には、跡取りとして自分を凌駕するほどの才能ある男をと考えている。そんな中、食道癌で入院し、盟の才能に惹かれ、娘に盟を嫁がせようと決意する。
櫻井忠治 / 大滝秀治(おおたきひでじ)
里子のアパートの隣に住む老人。貧しい年金暮らしをしている。腹痛で苦しんでいるところを里子が呼んだ盟に助けられるものの、その後病院へ行っても治療費が払えず、そのまま帰宅。現代の医療の実態を盟に突きつける存在となる。

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