カーネーション
[第11週]
昭和18年1月。太平洋戦争は益々激しさを増す。そんななか勝(駿河太郎)に赤紙が届いた。そんなある夜、善作(小林薫)が大やけどを負う。12/12放送
出産を間近に控えた糸子(尾野真千子)だったが善作を病院へ運び込み、善作は命を取りとめる。ところが帰宅後、後片付けをしているときに陣痛が起こり、そのまま3女を出産した。
仕事と育児と看病に糸子は益々忙しくなった。そんなある日、祖父母が善作の見舞いにやって来る。こうして糸子もようやく一息つけるようになった。
貞子(十朱幸代)がオシャレで上等な着物をリフォームしたモンペを着ているのを見た糸子は衝撃を受ける。そこで後日再び着物に戻せるようなデザインのモンペを考案。教室を開くと糸子の店は益々繁盛した。
大火傷以来、すっかり体が弱ってしまった善作だったが、仲間と行く温泉旅行を楽しみにしているようだった。
旅行当日。善作の体調に不安を感じる糸子だったが、善作を送り出す…。
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キャスト
小原糸子 / 尾野真千子(おのまちこ)生まれながらにおてんばで、ドレスを見て感動してからは呉服屋の娘でありながら洋裁屋を目指す。
「落ち込んでもすぐ浮上、思い立ったら即実行」の岸和田気風を持つ。
ひたむきさがときに暴走を生むことがあるが、周囲に愛されている。
小原優子 / 新山千春(にいやまちはる)
小原家の長女。幼い頃は祖父に可愛がられた。
容姿端麗・成績優秀なお嬢様気質だが、ライバル心むき出しの妹・直子からたびたび挑戦される。
それをまともに受けて立っているうちに逞しくなっていく。
小原直子 / 川崎亜沙美(かわさきあさみ)
小原家の次女。幼い頃からだんじりが大好きで、糸子そっくり。
姉・優子への対抗心が凄まじく、取っ組み合いになったら容赦なく攻める。
絵の才能は天才的。
小原聡子 / 村崎真彩(むらさきまあや)
小原家の三女。かしこい子になるようにと神戸の曾祖母・貞子が名付けた。
しょっちゅうぶつかり合う長女と次女を横目に、いつもマイペースで上機嫌。
北村達雄 / ほっしゃん。(ほっしゃん。)
泉州繊維商業組合の組合員で、ファッションビジネスで成り上がろうとする野心家。
糸子との関係は「奈津の男版」。
糸子以外の小原家の女性には人気で、千代からは息子のように可愛がられる。
吉田奈津 / 栗山千明(くりやまちあき)
糸子の同級生で、岸和田屈指の料理や「吉田屋」の一人娘。
未来の若女将は「べっぴんやないとあかんさかい」、毎日日傘で登下校している。
糸子に対しては「女としての値打ちがちゃう」と言うものの、内心その動向が気になっている。
幼い頃から川原の道ですれ違う、泰蔵兄ちゃんを慕っている。
小原千代 / 麻生祐未(あそうゆみ)
糸子の母。元は神戸の富豪・松坂家の令嬢だったが、花嫁衣裳を納めに来た善作と駆け落ちした。
四女をもうけて現在に至る。お嬢様気質で家事も家計のやりくりにもうとく、毎日善作にしかられっぱなし。
だが生来おっとりした性格のため、まったくこたえていない。
小原静子 / 柳生みゆ(やぎゅうみゆ)
小原家の次女。スケールの大きい姉と二人の幼い妹の間に挟まれやややりにくいポジション。
だが母譲りで、意外とのんきでマイペースなところがある。
成長するにつれて糸子をしっかりと支えていく。
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