ハンマーセッション!
[第3話]
蜂須賀(速水もこみち)はクラスの生徒たちを海岸に連れ出すと「課外授業」と称してビーチバレーを始めた。無茶振りに呆れる楓(志田未来)だったが、副担任・涼子(比嘉愛未)も蜂須賀のやり方に反対することなく認めているようだった。07/24放送
そんななか黒沢正宗(竹内寿)の顔面にボールが当たり、鼻血を出してしまう。すぐに保健室で処置が行われるが、それからしばらくして正宗の母・静子が(荻野目慶子)がやって来る。事情を聞いた静子は蜂須賀に「息子にボールを当てた生徒に同じように怪我をさせろ」と言ってきたのだ。当然、断る蜂須賀。すると静子は水城校長(小日向文世)に「責任をとるように」と言ってきたのだ。PTA会長を務める静子。実は「モンスターペアレント」だったのだ!
息子・正宗のへの束縛もひどく、家に帰ると携帯電話を取り上げて正宗を「管理」しようとする、静子…。正宗にはつきあっていた彼女がいたが、静子の誘導で、「彼女にたぶらかされた」と言う始末。実は正宗も静子に困っていた。しかし抵抗できずにいたのだ。それ知った蜂須賀は正宗を殴ってしまう。
すると静子はあっという間に蜂須賀が「暴力教師」だと言いふらしまくる。それからというもの学校には「蜂須賀を辞めさせろ」という電話がひっきりなしにかかってくるようになった。この事態を重くみた教育委員会は、2日以内に静子と和解できなかった場合、蜂須賀と水城校長(小日向文世)を処分すると通達してくる。
正宗の彼女にも嫌がらせをする静子に、蜂須賀は正宗を連れ出すと「男になるなら今しかないだろ!」とハンマーセッションを決断する。
実は正宗は2日後に18歳になる。法律で、18歳になれば「自由に親を選べるようになる」ことを蜂須賀は正宗に話し聞かせた。正宗も「彼女のためにも変わりたい」と母親から逃げることを決意。蜂須賀と正宗は、正宗が18歳になるまで静子から逃げ、姿をくらますことにした。しかし、静子は、正宗の携帯電話のGPSを利用して、2人の跡をしつこく追跡してくる。
楓や涼子たちの協力もあり、2日間逃げ切った蜂須賀と正宗。すると蜂須賀は正宗に「ここにサインしろ」と書類を渡す。それは「養子縁組」の用紙だったのだ。そこに静子が現れ、正宗を連れ帰ろうとするが、そのとき蜂須賀が「俺の息子をどこへ連れて行くんだ」と言い、養子縁組の書類を見せるのだった。
幼い頃から体が弱く「私が守ってあげなければ」と思った静子。その気持ちがあまりにも強くなり、モンスターペアレントとなってしまったのだった。
「行くぞ」と蜂須賀に言わる正宗。その姿に涙する静子…。正宗は静子のもとに駆け寄ると抱き合う。そして、親として、子どもとして、今までの事を反省するのだった。
09/18
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キャスト
蜂須賀悟郎(音羽4号) / 速水もこみち(はやみもこみち)護送車から逃亡した天才詐欺師。
逃げ込んだ学校で教師になりすまし、詐欺師のテクニックを駆使した「衝撃的授業=ハンマーセッション」で問題のある生徒たちの根性を叩きなおしていく。
立花楓 / 志田未来(しだみらい)
蜂須賀のクラスの生徒。
思ったことをすぐに口にだしてしまう江戸っ子気質で、少し口が悪いところがある。
情に厚く、クラスの皆が困っているのを放っておけないタイプ。
水城涼子 / 比嘉愛未(ひがまなみ)
蜂須賀と同じ学校の教師。
最初は情熱を持って働いていたが、教育の現場で理想と現実の間で揺れている。
ロク(本物の蜂須賀悟郎) / 村上健志(むらかみけんじ)
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