ハンマーセッション!
[第11話]
09/18放送

自分の素性がバレ始めたことで、蜂須賀( 速水もこみち)は水城(小日向文世)に学園を去ることを告げる。蜂須賀は生徒たちに会ってから学園を去るつもりだとう。教室に来た蜂須賀は黒板に「シュコラン。マッサラーマ」と書くと、「よく効くおまじないだ」と言って教室を出た。そんな蜂須賀を楓(志田未来)は追いかけた。

楓は、刑事の父親の資料から、蜂須賀が詐欺師で、指名手配犯だと知ってしまっていたのだ。「あんたが詐欺師ってほんとなの?」という楓に、蜂須賀は「お前はそのまんまでいろよ」と頭をポンと叩くと行ってしまう。納得のいかない楓に涼子(比嘉愛未)は、彼は詐欺師といっても義賊だと話してくれる。そして「私にとって、あの人は詐欺師じゃない。教師の蜂須賀先生よ」と言うのだった。それでも納得のいかない楓は蜂須賀を追いかけた。

楓が帰宅すると父が家に帰っていた。父は楓に「今度は小樽へ行く」というと、楓は「あんな詐欺師を追いかけないで、北海道でもどこでも行けばいい」と口を滑らせてしまう。

蜂須賀の携帯へはクラスの生徒たちからのメールが山ほど届いていた。それを見た蜂須賀は少し考えて、もう一回だけ教室に戻ることを決める。

涼子は蜂須賀の身を心配し、「逃げて、どこかで教師を続けてください」と必死で訴えるが、彼は教室へ入って行った。

蜂須賀は最後のハンマーセッションをしにきたのだ。「あんたが担任で楽しかったよ。蜂須賀先生」という楓に、蜂須賀は「一緒に写真を撮ろう」と言い出し、ツーショットの写真を撮る。その写真が、なんと楓の父親の携帯に送信されていたのだ。

掃除が終わり、クラス全員で記念写真を撮っていると、楓の携帯に「今からそっちに行く」というメールが届く。それを見た楓は動揺した。「早く逃げて!」という生徒たちの声に蜂須賀は笑みを浮かべた。そう、楓の父の携帯に写真を送ったのは蜂須賀本人だったのだ。

親がいなくて、生き抜くために詐欺師になった、蜂須賀。詐欺師になったことは後悔していないという。でも、この学園に来て、生徒たちに会って、自分も違った生き方ができるかもしれないと思ったという。自分以外の誰かを信じる生き方を…。「だからこの場所でリセットする」というのだ。

手錠をかける楓父に蜂須賀はにっこりと微笑んだ。しかし、周囲の生徒は、「蜂須賀は 犯罪者なんかじゃない!」「いろんなことをおしえてくれた先生なんだ!」と庇う声が!楓も「お父さんはなんのために刑事やってるの?悪い人を捕まえるためでしょ?蜂須賀は手錠かけられるようなことはやってない!」と訴えた。

楓の父は楓に手錠の鍵を渡すと、「俺が追い続けてきたのは第一級の音羽四号だ。そこにいる“蜂須賀”という教師を逮捕する理由が俺には見つけられない」と去っていった。

《終》
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キャスト
蜂須賀悟郎(音羽4号) / 速水もこみち(はやみもこみち)
護送車から逃亡した天才詐欺師。逃げ込んだ・・・
立花楓 / 志田未来(しだみらい)
蜂須賀のクラスの生徒。思ったことをすぐに・・・
水城涼子 / 比嘉愛未(ひがまなみ)
蜂須賀と同じ学校の教師。最初は情熱を持っ・・・
ロク(本物の蜂須賀悟郎) / 村上健志(むらかみけんじ)

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