ハンマーセッション!
[第5話]
蜂須賀(速水もこみち)のクラスの生徒・エリカ(山下リオ)が、「キャバクラでバイトをしている」という噂が広まった。さっそく、蜂須賀と涼子が繁華街を見回りに行くが、蜂須賀は詐欺師として指名手配中の身。警官がいっぱい巡回している繁華街では、隠れることで必死のようだった。08/07放送
そんななか、2人はキャバクラ店に入っていくエリカを発見する。
蜂須賀はエリカを店から連れ出すと理由を尋ねるが、話そうとしなかった。
蜂須賀はエリカの家に家庭訪問をする。エリカの家は母子家庭で、母親は実業家で忙しい人だった。
「娘がキャバクラで働いていた」ことを聞いて驚く、母。そして、「最近反抗的になった」と言葉を加えるのだった。
一方、エリカに反省の色は全くなし。「母親は私に興味がない。退学になっても構わない」と開き直った。さらに楓(志田未来)にもキャバ嬢体験を進める始末。クラスのみんなに乗せられて、「キャバ嬢一日体験」を終えた楓は、その帰り道で楓は「キャバクラで働く理由」をエリカに尋ねると、エリカは「母親から自立したい」と言うのだった。
「母親と一緒にいたくない」というエリカは楓を誘ってクラブへ。そこでナンパされたエリカと楓は、蜂須賀と涼子にSOSを送る。すぐに蜂須賀と涼子が助けに来るが、2人はクラブの「VIPルーム」に連れ込まれてしまって入ることができない。すると蜂須賀が発煙筒を用意して火を点けたのだ! 火災警報器が鳴り、周囲がパニックになっている隙に、蜂須賀と涼子はエリカと楓を外に連れ出した。
エリカの反抗の理由――それは本当の親子でなかったこと。エリカは児童養護施設から引き取られた養女だったのだ。そしてその真実を伝えず嘘をつかれていたことにショックを受けていたのだった。
蜂須賀はハンマーセッションを開始する。
その日もエリカは母親とケンカをして家を飛び出すようにして出てきた。その日は蜂須賀はおらず、涼子がホームルームをしていると・・・突然、蜂須賀がやってきてエリカに「すぐに病院に行くように」と言われる。母親が入院したというのだ!
慌てて病院に駆けつけると…母親は既に冷たくなっていた。養母でも、本当は大好きだった母の死に涙するエリカ。すると、母親の目にも涙が・・・。すべて、蜂須賀が仕組んだ嘘だったのだ。
「許さない!」と言うエリカに、「つまらないことにこだわって、一人きりで孤独に生きていくか。命がけでお前を守ってくれた人の愛情を信じて一緒に生きていくか。決めるのは、お前自身だ」と蜂須賀は言葉をかけるのだった。
…そう。エリカは既にちゃんとわかっているのだ。
こうしてエリカと母親は、毎年やっているようにバースデイケーキを作って2人で誕生日をお祝いするのだった。
09/18
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キャスト
蜂須賀悟郎(音羽4号) / 速水もこみち(はやみもこみち)護送車から逃亡した天才詐欺師。
逃げ込んだ学校で教師になりすまし、詐欺師のテクニックを駆使した「衝撃的授業=ハンマーセッション」で問題のある生徒たちの根性を叩きなおしていく。
立花楓 / 志田未来(しだみらい)
蜂須賀のクラスの生徒。
思ったことをすぐに口にだしてしまう江戸っ子気質で、少し口が悪いところがある。
情に厚く、クラスの皆が困っているのを放っておけないタイプ。
水城涼子 / 比嘉愛未(ひがまなみ)
蜂須賀と同じ学校の教師。
最初は情熱を持って働いていたが、教育の現場で理想と現実の間で揺れている。
ロク(本物の蜂須賀悟郎) / 村上健志(むらかみけんじ)
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