ハタチの恋人
[第9話]
井上圭祐(明石家さんま)が澤田ユリ(長澤まさみ)と別れた後、向かったレストランには、ユリの母・絵里(小泉今日子)がいた。緊張する圭祐に比べ、「今日は徹底的にいじめてやる」という絵里。12/09放送
ふたりがユリのことを話している後方のテーブルには、偶然、鈴木風太(市村正親)がいた。これは『恋桜』のパート2の題材になると、2人の会話をメモを取りはじめる風太。
そのことに気がつかないでいる絵里は、圭祐がユリに何もしてないことを確認して、今後、ユリとは近づかないこと、絵里と圭祐が昔つき合っていたことを内緒にすることを約束させる。
圭祐は一番気にかかっていること――ユリは自分の娘なのではないかと絵里に問う。しかし、絵里は「私の子」と答えるだけだった。
その時、お店にホテルの従業員の中島さん(キムラ緑子)が現れ、風太の存在が圭祐たちに知られてしまう。みんなが集まってしまったことを絶対に内緒にする約束をして、その場は解散するのだった。
翌日、ユリは学校で大学編入試験の資料を見ていた。焦って就職するより、もう少し勉強を続けるために、美術大学に編入しようと考えたのだ。そんなユリに河村由紀夫(塚本高史)は感化される。由紀夫もまた、父親の仕事を継いでほしいと言われ、自分の進路を悩んでいるのだった。
その日、中島はうっかり口をすべらし、絵里と会ったこと、絵里が圭祐と会っていたことをユリに言ってしまう。ユリは絵里に連絡をするが、絵里は「心配かけたくなかった」の一点張り。しかし、「彼にはもう会わないでね」と念を押す。
納得のいかないエリは、圭祐に会いにいく。そして、母に会ったのは本当か、なぜ、自分を励ましたりしてくれたのか、自分が母に似ていたからか? など質問を重ねる。圭祐は「きみにお母さんの影を重ねていた。中年男の感傷や」とわざと嫌われるようなことをいう。「あのとき言った気持ちもウソなんですか」とさらに聞くエリにも、「おれには妻も子供もいるし、君のお母さんに心配をかけたくない」という。
本当のことを知り、傷つき泣いてしまうユリの姿を見た由紀夫は、「忘れちゃえよ」と声をかけるが、そのままユリは走って行ってしまった。
数日後、由紀夫は風太のいるスィートルームにユリを呼び出す。風太、中島の立会いの前でユリにある告白をするのだった。父親が倒れたため、写真を辞め、父のあとを継ぐために医大に入りなおすというのだ。そして、ユリに「一度、オヤジに会ってもらえないか。ぼくの彼女として」とお願いするのだった。ユリは「私でよかったら一緒に行かせて」と返事をした。
そのことを電話で聞いた圭祐だったが、帰り道、娘の@@()に出会い、「あんまり東京ばっかり行くんじゃないよ。パパは森山リュウと違う」と言われる。言わんとしていることを察した圭祐は「家族みんなでタコ焼きをたべよう」と買って帰るのだった。
由紀夫の父に会いに行く日。ユリは少しだけ遠回りをした。そこで偶然、圭祐に会う。またお互いに憎まれ口をたたいて別れようとしたその時、圭祐が「ユリちゃん!」と呼んだ。そして、「自分が思い出にひたろうとしていたのは、この夏であった20歳の女の子のことや」といった。恋でも愛でもなく、不思議な感情を抱いていたと。するとユリも、自分もそうだったというのだった。
お互いが少しだけ歩み寄れた別れ際、圭祐はもう一度ユリを呼び止め、「幸せをつかむんだぞ。君の笑顔は最高だから」と言った。ユリは笑顔で歩き去った。
東京に別れを告げた圭祐が新幹線に乗り込むと、そこにはユリの姿があった!
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キャスト
井上圭祐(いのうえけいすけ) / 明石家さんま(あかしやさんま)明るさだけが取り柄の平凡なサラリーマン。妻(森下愛子)を愛し、家族も大切にするが、人生の半ばを過ぎたとき、心に隙間が生まれた。そんな時、東京出張にきた幼なじみの鈴木風太(市村正親)と再会。さらに、ひょんな事からハタチのユリ(長澤まさみ)と出会い、生きがいを失いかけていた人生が大きく変わっていく。
沢田ユリ(さわだゆり) / 長澤まさみ(ながさわまさみ)
グラフィックデザイナーになることを夢見ているハタチの専門学校生。決まりかけていた就職先に内定を取り消され、人生の崖っぷちに立たされる。ホテルでのアルバイト中に圭祐(明石家さんま)と出会う。男っぽくサバサバした性格のため、由紀夫(塚本高史)の気持ちにも全く気づかない鈍感娘。
河村由紀夫(かわむらゆきお) / 塚本高史(つかもとたかし)
数年前に大学を中退したが、カメラマンを目指し、ユリ(長澤まさみ)が通う専門学校に入学し、ユリと出会う。ユリの方は由紀夫の事を一番の親友と思って接している。由紀夫は何かとユリの行動に口出しするが、自分の思いをはっきりと伝えられないでいる。
ユリの母 / 小泉今日子(小泉今日子)
ユリ(長澤まさみ)の母。実家で美容院を個人経営している。東京で頑張っているユリを心配しながらも、応援している。
鈴木風太(森山リュウ) / 市村正親(いちむらまさちか)
森山リュウというペンネームで活躍するベストセラー作家で、超一流ホテルのスイートルームで執筆している。圭祐(明石家さんま)とは幼なじみだが、女好きで、優柔不断の圭祐とは正反対のタイプ。圭祐とユリ(長澤まさみ)の関係に興味津々。
コンビニ店員 / 恵俊彰(めぐみとしあき)
ユリ(長澤まさみ)が通うコンビニエンスストアの店員。ユリのファンで、生活が苦しい彼女に賞味期限切れのお弁当をタダであげてしまう気のいいおじさん。
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