キイナ〜不可能犯罪捜査官〜
[第2話]
深田雪乃(川島海荷)は、自宅の部屋で睡眠中に何者かに教われてケガをする事件が発生した。命に別状はなかったものの、部屋の壁には大きく「死ね」のも文字が書かれて。雪乃は父・雄三(大高洋夫)と母・晃子(かとうかず子)と3人暮らし。両親の話によると、この家に引っ越してきてから、家が揺れたり、奇妙な音が聞こえたりするようになったという。それらの報告を聞いた雅(沢村一樹)たちは、相手にしなかったが、キイナ(菅野美穂)とタケル(平岡祐太)が実際に深田家を訪ねると、目の前でカップが動き出して床に落ちるのを目の当たりにする…。01/28放送
そこで、キイナは深田家にビデオカメラを持ち込み、雪乃の就寝中を撮影して監視することに…。すると真夜中に雪乃が豹変し、暴れ出す姿を目撃した。
みんなが慌てて部屋へ駆けつけると、雪乃は突然、「サトシ」という名前を発した。
サトシとは8年前に水死した雪乃の兄の名前で、雪乃と一緒に桟橋で遊んでいて、誤って湖に転落、死亡したのだった。
そこで、キイナとタケルは科学捜査研究所の真一郎(塚地武雅)を訪ねて助言を求めた。すると真一郎は深田家の異常現象について、解明の糸口を示してくれた。
キイナは、ポルターガイストや超常現象、振動などに関する本を集めると、あっという間に読み、手がかりを発見する。捜査の結果、家の振動は近所にある工場から出ている低周波の影響で、ラップ音は水道管の中の水圧の言動により水道管が発していた音だった。また、雪乃の憑依は、本人自身が“兄がわたしを恨んでいて、殺したがっている”と、深く強く思い込んだことによる無意識の自傷行為だったとわかる…。
結局、深田家には幽霊などいなかったのだ。報告を最後まで聞いていた雅は、「それは何の解決にもならない。雪乃は、今でも兄が憑依していると信じ込んでいるんだろ――」と、キイナにアドバイスを送る。
雅の言葉を聞いたキイナは、屋根裏にあったサトシの部屋に置かれていた本のことを思い出すと、突然、走り出した!
キイナは深田家を訪ねると、サトシの部屋に置かれた、「ひらがなシール」の貼られた14冊の本を取り出した。
シールが貼られている以外、何の共通点もなさそうな本だったが、キイナが並び替えると、ある言葉が浮かび上がる。
「ゆきのとさとしのだいぼうけん」
それらの本にはページをめくると動き出す“パラパラ漫画”が描かれていた。
漫画はサトシの描いたもの。その漫画には、雪乃が産まれたことを喜んでいるサトシの気持ちや、雪乃が大好きなサトシの気持ちがしっかりと描かれていた。
それを見た雪乃は、サトシが自分を恨んでいないことを確信し、涙を流した…。
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キャスト
春瀬キイナ / 菅野美穂(かんのみほ)警視庁捜査一課強行犯係の中で特別班に所属・・・
山崎尊 / 平岡祐太(ひらおかゆうた)
新人刑事でありながら捜査一課のエリート街・・・
工藤真一郎 / 塚地武雅(つかじむが)
科学捜査研究所で技官として働く男。その外・・・
遠藤桜 / 小池栄子(こいけえいこ)
警視庁捜査一課強行犯係に所属しており、情・・・
御手洗修司 / 草刈正雄(くさかりまさお)
警視庁捜査一課強行犯係で管理官を務めてい・・・
雅一馬 / 沢村一樹(さわむらいっき)
警視庁捜査一課強行犯係で係長を務めている・・・
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