キイナ〜不可能犯罪捜査官〜
[第4話]
その日、桜(小池栄子)は“奇跡の占い”で人気の占術師・麗香(南野陽子)に、恋愛について占ってもらう予約をしていた。桜の話では、近々結婚をする親友・美和子(黒坂真美)も麗香に占ってもらって運命の人を見つけたらしい…。02/11放送
その話を聞いたキイナ(菅野美穂)は興味津々! 桜にお願いしてタケル(平岡祐太)と3人で“麗香の館”に行くことになった。
その日、“麗香の館”では、ちょうどテレビ番組収録が行われていた。こっそり後ろのほうで見ていたキイナが指名され、麗香に占ってもらうことに…。占いで真一郎(塚地武雅)のことや恋愛に悩んでいることなどをズバリ当てられ、大喜びするキイナ。
収録後、予約していた桜が占ってもらうと、「身近な人に死が近づいている」「ウエディングドレスが見える」と言われてしまう。
それが美和子のことだと察した桜は、キイナ、タケル、そして麗香たちと一緒に美和子の自宅に駆けるが、部屋には、既に息絶えている美和子の姿が発見される。
テーブルには手付かずの食事の用意がしてあり、赤色のグラスは机の上に置かれたままで、青色のグラスだけ床に落ちていた。床にはワインもこぼれている…。
美和子の死因は毒物による中毒死だった。青色のグラスから毒が検出されたのだ。赤のグラスとワインボトルからは毒物は検出されなかった。自殺の線も浮かんだが、「結婚を控えた美和子が自殺するはずがないと!」と桜は主張する。
捜査上に男の姿が浮かび上がった。死亡推定時刻直前に美和子の部屋から出て行く男を隣人が目撃しているのだ。さらに調べると、その男は亡くなった美和子の婚約者・啓介(前川泰之)だったことがわかる。雅は須藤を任意同行で連行を指示、事情聴取を開始した。
取調べで須藤は殺害を否認した。あの時、乾杯しようと青いグラスにワインを注いだところで、取引先から携帯電話に連絡が入り、慌てて美和子の部屋を出てタクシーで横浜へ出かけたという。裏を取ってみると確かに須藤に取引先のほうから呼び出しがあり、タクシーで横浜へ向かっていた…。
そんな中、麗香が美和子の死を言い当てたことに、キイナは疑問を感じていた。あの日、麗香が迷わず美和子の部屋に行ったことも気にかかる。
キイナはタケルと一緒に麗香の館へ行き、「どのように美和子の死が見えたのか」「なぜ、迷わず美和子の部屋に行けたのか」などの麗香に疑問をぶつけるが、麗香は「見えた」と超能力を主張する…。
麗香への疑念を深めたキイナは“奇跡と呼ばれた、過去の偉大な占い師たち”について調べ始める。するとどの占いも“奇跡”などではなく、トリックや心理的な錯覚を利用していたことがわかったのだ。キイナのことをズバリ言い当てられたのも、人間の先入観や心理を突いただけだったのだ。
では、なぜ麗香が美和子の死を言い当てられたのか…それは麗香が犯人だからだ。しかし麗香が美和子を殺害する動機が、キイナにはわからない。
殺害動機に頭を悩ませるキイナ。そんなキイナに、「すべての事件に動機があるとは限らないだろう」「お前も先入観にとらわれているのではないか?」と、雅は声をかける…。
雅から言われた事を考ながらトイレへ向かったキイナは、間違って男性用トイレへと入ろうとしてタケルに止められる。「ごめん、間違えた…」と言いながら、赤と青のトイレのマークを目にしたキイナは、事件の真相を見つるのだった!
麗香が殺したかったのは、美和子ではなく須藤だったのだ。須藤と麗香の接点は調べるとすぐに浮かび上がってきた。麗香の妹さんは、以前、須藤と恋人同士だった。ところが7年前、須藤が運転している二輪車に乗っている際に事故に遭い、死んでしまったのだ。
ずっと須藤は自分の妹の死の責任を背負って生きているだろうと、麗香は思っていた。ところが、恋愛相談に訪れた美和子が提示した写真を見たとき、そこに偶然、幸せそうに笑っている須藤の顔を見てしまったのだ。“許せない!”そう考えた麗香は、美和子を利用して殺害を計画したのだった。
事件の前日、「結婚祝い」と言ってワインをお土産に訪れた麗香は、食器棚にあった赤と青のワイングラスを見て青色のグラスだけに毒を吹き付けたのだ。赤と青のペアグラスなら、普通は青を男性が使うから…。
ところが急に須藤は仕事で呼び出されてしまい、一人残った美和子が青いグラスに注いだワインを飲んでしまった…これが事件の真相だった。
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キャスト
春瀬キイナ / 菅野美穂(かんのみほ)警視庁捜査一課強行犯係の中で特別班に所属している捜査官。
捜査においては被害者の思いを大事にしており、その思いが不可能犯罪を解決する糸口につながることが多い。
事件に対するひらめきに関しては誰にも負けない自信を持っている。
新人刑事の尊とは事件捜査の相棒として動いている。
山崎尊 / 平岡祐太(ひらおかゆうた)
新人刑事でありながら捜査一課のエリート街道まっしぐらな男。特別班に所属していることから不可解な事件を任されることが多く、表には出さないもののかなりビビッているというのが本心。
相棒のキイナの才能は認めており、口には出さないが絶対的な信頼を置いている。
工藤真一郎 / 塚地武雅(つかじむが)
科学捜査研究所で技官として働く男。
その外見の特長は“メタボ”といえば完璧に説明できる。
しかし、キイナの元恋人という有り得ない過去を持ち、別れてからも仕事柄関係のある真一郎は陰ながらキイナのことを応援している。
遠藤桜 / 小池栄子(こいけえいこ)
警視庁捜査一課強行犯係に所属しており、情報管理を担当している。
根っからのアネゴ肌で、同期で親友のキイナの悩みを何でも受け止めてあげる優しい女性。
もちろん情報管理の技術も他に負けないものがある。
御手洗修司 / 草刈正雄(くさかりまさお)
警視庁捜査一課強行犯係で管理官を務めている男。
キイナの才能をいち早く見つけたのもこの男である。
現在は直接捜査に関わることはしないが、実は元刑事であり、
事件に対する捜査は誰よりも優秀だとか。
雅一馬 / 沢村一樹(さわむらいっき)
警視庁捜査一課強行犯係で係長を務めている男。
足を使った捜査で事件を解決に導くことが多い。
キイナの直属の上司にあたり、キイナの奇抜な行動が少し迷惑だと思っている。
捜査一課でエースとして活躍している一馬だが、実は過去のある事件がトラウマとして残っており…。
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