金色の翼
[第36話]
08/20放送

「迫田(片岡弘貴)は誰かに突き落とされた」と言い張る絹子(高嶺ふぶき)に警戒する修子(国分佐智子)。絹子は「犯人は女だと断言」するが、その言い方は修子を探っているようにも見える。

一方、島に戻った槙(高杉瑞穂)は杉浦夫妻(佐々木勝彦、増子倭文江)から兄の行方を尋ねられるが、教えられることもなく頭を下げるのだった。

そんな槙に理生(肘井美佳)が声をかける。理生は槙が兄を突き落とした犯人でないと信じると言う。そして迫田のことが事故でなければ犯人は修子だというのだ。修子が槙の利用料のように渡した小切手の一件を話し、事件の真相を知っているなら、修子が犯人だと警察に話して欲しいと槙訴えるのだった。
しかし、槙は知らないと答えるが、その裏で槙は「このままでは終わらせない」と呟いた…。

一方、絹子が帰ろうとしたとき奥寺(黒田アーサー)がやってくる。修子の秘密を知っている奥寺は事業の融資を強要する。
そこへセツ(剣幸)から、預かっているものがある、意味はおわかりのはず…と電話が入る。セツの横には槙がいて、島を守るために修子から金を引き出せと言い放つ。槙が修子を警察に突き出さない狙いはここにあったのだ。

修子はセツの話を玻留(倉貫牛O)に相談する。玻留は心配いらないと話すが、実は迫田から盗んだ書類の処分に失敗していたのだった。大丈夫だと玻留は笑うが修子は愕然とする。

誰もが島を引き戻そうとするなら自分で決着をつけると誓い、翌日、修子は飛行機で島へと向かう。出迎えるセツ。腹の底を探り合うように2人は笑顔で挨拶を交わす。
修子は最初に宿泊したBルームを希望するが先客がいたのでスイートに泊まることにする。こっそりBルームを確かめようとするも鍵がかかっていた…。

セツに呼び出された修子は、迫田から預かった赤い封筒を見せられ融資を迫られるが、承諾をしなかった。

修子は書類がBルームにあると信じていた。Bルームのドアを見つめる修子。するとBルームから絹子が出てきた。絹子がBルームの部屋の主だったのだ。

その夜、修子は絹子を招いて一緒に酒を飲むが、やがて絹子は酔いつぶれてしまう。絹子を自室のベッドに寝かせた修子はBルームへ忍び込む。書類があるはずの場所を探るが、出てきたのは迫田の書類ではなく旅行パンフレットだった。そこには槙が笑みを浮かべて修子を待っていた…。

玻留が隠した迫田の書類は一足先に槙が探し出していたのだ。「話がしたい」と槙を誘い出す修子。
夜のテラスで、修子は東京での槙への仕打ちを謝る。それらは槙を夫殺しに巻き込みたくなかったからの仕打ちであったことを告白し、夏が終われば自首をするから書類を返して欲しいと懇願する。
修子の言葉に一瞬迷った槙だが、もう騙されないと遮る。自分の財産を狙う人には負けないと宣言する修子に、槙も遠慮なく戦えると宣戦布告する。

翌日、島に奥寺が押しかけて来た。週刊誌にスキャンダルが載ったのだ。セツの仕業だと勘違いをした奥寺は、島ごと叩き潰すと豪語する。

奥寺が帰ろうとしたとき修子は奥寺に見つかり、部屋へ押し掛けられる。そして島を研究センターにする資金を出すように迫るのだ。
修子は奥寺を共犯者だとおだてあげ頼みごとをする…。

その一部始終を廊下で絹子は聞き耳を立てていた。そして槙へ、部屋から喘ぎ声が聞こえたと話す。修子の部屋へ奥寺が来ていると知った槙は、勢いよく修子の部屋へ入っていき、修子に電話だと告げる。奥寺との密会を怒りの目で槙見つめる槙…。

奥寺は理生を呼び出して、修子と槙の関係は続いていると告げるが、理生は信じられない。それならサボテンの箱庭が2人の通信場所だから探ってみるように教える。
理生がサボテンの砂の中を探すと《午後10時にあなたの部屋で》という槙へのメモが見つかるのだ。

午後10時、修子が槙の部屋を訪れる。真剣な眼差しで「伝えたいことがある…」と修子。涙で見つめる修子から目を逸らさない槙。
「槙にプロポーズされたとき本当は嬉しかった。あのときの幸せな気持ちは一生忘れない、それだけは伝えたかった」と修子は槙に告げ、そのまま部屋を出て行く。その様子を理生が見ていた…。

気が動転した理生は、サボテンの中から見つけた通信文を見せ、修子と続いているのかと槙に詰め寄る。2人の契約書あるはずだと探し回る理生の誤解を解くために槙は隠しておいた書類を見せる。
そこに修子が現れる。すべてが書類を取り戻すための修子の企みだったのだ。

内容を確かめる修子は愕然とする。それは修子が求めていた《離婚の意思を伝える》書類ではなかった。事前に迫田はファイルを差し替えたのだ。修子はセツの持っていた赤い封筒を思い出す。

玻留が修子に会いに来た。「今度は本物を盗む」という玻留に今はおとなしくしているようにという修子の言葉に落ち込む。
そこへ、絹子が新聞を持ってやってくる。奥寺の会社の株が暴落したそうだ。

奥寺を静江(沖直未)が訪ねてきた。裏切るなら許さないと迫ってくる静江に、奥寺はスキャンダルと株価暴落が静江の仕業だと気づき、島は静江には絶対渡さないと誓うのだった。

島ではセツが奥寺の会社を乗っ取らないかと修子に話を持ちかけていた。セツは直接修子と手を組もうと考えたのだ。
修子も奥寺に弱みを握られているのではと迫るセツ。そんなセツに修子は共感を覚えるのだった。

アトリエに向かった槙は、偶然修子と会う。理生を二度と利用するなと槙に言われた修子は嫉妬心を覚える。

「迫田を突き落とした犯人はお前だ」とお互いに言い合う修子と槙。迫田の書類はセツの手許にあり、捕まりたくなければ私たちの言うことを聞くように告げる槙。

理生と玻留がビリヤードを楽しんでいると、そこに玻留を追ってきた玖未が現れ、嫉妬して理生に絡む。「東京に帰れ」と言う玻留の言葉に起こった玖未は、迫田が落ちたときの秘密をバラすと騒ごうとする。
慌てて玖未にキスをして口を塞ぐ玻留だったが、理生はしっかりそれを聞いていた…。

夜、修子と絹子と誠司がサロンに集まり、久々に賑やかになるが、そこへ突然静江がやってくる。なんと、ホテルを壊す計画書を持ってきたのだ。大騒ぎになるその場を修子はじっくりと観察するのだった。

翌日、修子は奥寺に島の買取りに協力すると伝える。ところが修子はセツにも奥寺の会社乗っ取り資金を約束したのだ。

修子の行動を見ていた絹子が、修子に《こうもりの童話》の話をする。こうもりのような生き方はどのようなものかと絹子は修子に問うが、そこには、勝つことが生きることだといい切る修子がいた。

09/24 第61話


09/22 第56話


09/10 第51話


09/03 第46話


08/27 第41話


08/20 第36話

キャスト
日ノ原修子 / 国分佐智子(こくぶさちこ)
28歳。日系ブラジル人の大富豪の夫を亡く・・・
吉岡槙 / 高杉瑞穂(たかすぎみずほ)
28歳。絶壁に囲まれたリゾートランドにあ・・・
水谷理生 / 肘井美佳(ひじいみか)
25歳。吉岡槙の恋人だが、セツには2人の・・・
奥寺麻人 / 黒田アーサー(くろだあーさー)
40歳。祖父から受け継いだ「奥寺商事」を・・・

金色の翼特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau