ライフ
[第6話]
08/11放送

教室で机を並べ、仲良く試験勉強をする椎葉歩(北乃きい)と羽鳥未来(関めぐみ)の楽しそうな様子にイライラし、にらみつける愛海(福田沙紀)たち。彼女らはトイレに行こうとするだけで、クラスメイトから「今度は誰を連れ込むの?」と言われるほどになっていた。
そんな時、佐古克己(細田よしひこ)が不良たちに襲われた。「許してください」と言いながら、失禁してしまう佐古。それを見つけたのは、待ち合わせをしていた戸田和佳絵(瀬戸朝香)だった。
佐古が運び込まれた病院に駆けつけた愛海は、「先生、ありがとうございます。先生がいなかったから克己くんは……」と戸田の胸で泣き出す。が、それは嘘泣きで……。

翌日、佐古が襲われたことがクラス中の噂になる。教室に入るなり、泣き崩れる愛海に同情したクラスメイトは、平然と表情も変えない歩に冷たい視線を向ける。今度は「やっぱり愛海の方が被害者なのでは?」という声まで出てくる。
休み時間になると、愛海は廊下で一人電話をしていた。相手は昨晩、克己を襲った不良の一人、狩野アキラ(山根和馬)だ。実は昨晩の出来事は、悲劇のヒロインになるための愛海の作戦だったのだ。その電話を倫子(星井七瀬)に聞かれてしまい、慌ててごまかす愛海だった。

そして遅れて登校してきた佐古は、職員室に行き、3時間で3教科の期末試験を受けさせてくれと頼む。が、教師たちは前例がないからと受け入れない。すると、戸田が「私からもお願いします」と頼み、佐古の試験は認められた。そして、戸田が試験監督をつとめ、佐古は試験を受ける。佐古は、「先生に会いたかっただけ……」と戸田の手に頬ずりする。

歩が家に帰ると、母親の文子(麻矢みき)にもっと勉強しろと説教される。しかし、歩にはそれが納得いかず、ケンカになってしまう。

期末試験の成績が発表された。トップは未来で、佐古は3位だった。初めて成績が落ち、動揺する佐古。そんな佐古に「マナは佐古くんの味方だよ」と言いながら、意味深に笑う愛海だった。その時、佐古の携帯がなった。佐古が血相を変えてむかった先はアキラのところだった。やられて血まみれになって倒れている写真を見せられ、「100万で買え」と脅される。

歩の成績は105人中103位だった。成績表をぼんやり眺めていると、弟のまことが部屋に入ってきて、「明日のお母さんのお誕生日、何あげるの?」と聞いてきた。弟は、エプロンと学年トップの成績表だという。歩は何も言えず……。

後日、ホテルでアキラと会った愛海は、佐古の写っているデジカメをアキラから受け取る。そして、「あれ、お願いね」と意味深に笑うのだった。
アキラは、下校中の薗田優樹(北条隆博)をつかまえる。アキラの顔を見てハッとする薗田。薗田は中学時代、アキラたちにいじめられていたのだ。アキラに声をかけられ、逃げ出す薗田。そこに、下校する歩と未来を見かけたアキラたち。アキラは「あいつらの顔、よく覚えておけよ」と仲間たちに言った。

「お母さんにプレゼントあげないの?」という未来に、歩は、「羽鳥さんのお母さんってどんな人?」と聞く。すると、未来は、母親は小さい頃に離婚したからいないと笑った。そんな未来の勧めもあって、文子のためにケーキを焼くことにする。

その頃、文子は、克己の父親・敏克(勝村政信)と会っていた。そこで文子は、もう期末試験の成績表をもらっていることを知る。そして、教育の一環のために、敏克が克己を殴っているということも……。

未来はケーキ作りに失敗し、未来の働く喫茶店でケーキをわけてもらうことにする。文子の「成績表を見せなさい」という言葉を振り切って、家を飛び出したが、喫茶店の前でアキラの仲間の1人に連れ去られてしまう。
2時間たってもなかなか来ない歩に、家にケーキを届けた未来は、歩が家にいないと聞き、「電話してあげてください」といい、去る。未来に届けられたケーキには「お母さん、いつもありがとう」と書かれていて、驚く文子。

その頃、歩はとある廃墟でアキラたちに監禁されていた。アキラから歩を捕まえたことを電話で報告を受け、「思いっきりかわいがってあげて」と家でほくそ笑む愛海。
歩は廃墟の中を逃げ回った。走って走って走って……行き着いた先は屋上だ。もう、飛び降りるしか逃げる道はなく――!

一方、未来は心当たりを探し回り、薗田優樹(北条隆博)に電話をして、歩の携帯に連絡を入れて欲しいと頼む。すぐさま歩に薗田が電話をすると、電話に出たのはアキラだった。電話の相手が薗田だとわかり、「助けて!」と歩は叫ぶが、アキラは電話を切ってしまう。その頃、未来の元にも電話があった。未来が出ると、「椎葉歩、知ってるよね」という男の声がした。しかし、2人とも歩の居場所はわからず……。愛海のところには、「すべて予定通り」とアキラからメールが届いていた。
そして歩は何とか逃げ出そうとするが、鎖でつながれていて、どうすることもできなかった。

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08/11 第6話


08/04 第5話


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07/14 第3話


07/07 第2話


06/30 第1話

キャスト
椎葉歩 / 北乃きい(きたのきい)
愛称はアユム。西館高校の1年生。父・母・弟の4人家族だが、父親は単身赴任中。
親友である篠塚夕子と同じ高校に入りたいがために夕子に勉強を教えてもらっていたが、高校受験の結果は歩が合格、夕子が不合格という皮肉なもの。逆上した夕子が投身自殺を図ったという精神的に追い詰められた過去を持つ。
明るく、相手の気持ちを思いやれる優しさがある。勉強は好きではないが真面目。勉強ができる弟に劣等感があり、弟ばかりかわいがる母親に対して寂しさもある。人に嫌われるのが怖かったが、未来と出会い、いじめに立ち向かっていくように。逃げない歩の姿勢は、やがてクラスメートの心を動かしていく。
安西愛海 / 福田沙紀(ふくださき)
愛称はマナ。西高の1年2組。お金持ちのお嬢様で、明るく社交的ではあるが、喜怒哀楽が激しく、思いこみだけで他人を振り回す。常に自分がみんなの一番でなくてはイヤだが、恋人・克己からもらったネックレスを大事にする一面も。
歩に誤解を抱き、いじめ始めるが、やがてそれが楽しくなってしまった。幼い頃から両親が忙しく、自宅でひとりでいたため、「ひとり」ということに恐怖心がある。いつも誰かに構っていてほしいと願う寂しがりや。
佐古克己 / 細田よしひこ(ほそだよしひこ)
西高の1年生で愛海の恋人。
表面上は成績優秀で性格もよく、爽やかな笑顔を振りまいている。しかし、裏ではSM写真を集めており、常にデジカメを持ち歩いている。。
愛海とは親の会社の関係で一応、交際をしているが、実は何とも思っていない。父親に頭の上がらない不満を抱えており、歩をその捌け口にしている。何かと目をかけてくれる教師の戸田をうまく利用することも。穏やかに他人の意見を聞いているようで、実は何も受け入れない。
戸田和佳絵 / 瀬戸朝香(せとあさか)
西高1年2組の担任で、担当教科は英語。
教師になった当初は、生徒から信頼されたいと思っていたが、新人の頃に率先してイジメ問題に取り組み、失敗。保護者や同僚、いじめられた生徒にまで非難され、理想だけではやっていけないと思う。そして、面倒なことは避けたい、ことなかれ主義のサラリーマン教師に。
今では生徒への愛情のカケラもない。副担任の平岡の真っ直ぐさが気に入らず、ついきつく当たってしまう。
羽鳥未来 / 関めぐみ(せきめぐみ)
西高の1年生で、歩の憧れの人。寡黙で知的な美人。自分が他人にどう思われているかなど気にしないため、周りとつるむことはない。言葉はきついが、相手の痛みがわかり、自分にも他人にも厳しい。
病気の父に代わり、バイトで生計を立てているため学校は休みがち。キャバクラ、喫茶店、ポスティングなどかけもちで働いているものの、成績は常にトップクラスの努力家。
歩の手助けをし、後にかけがえのない友達となる。
篠塚夕子 / 大沢あかね(おおさわあかね)
愛称はしーちゃん。歩の中学時代の元・親友。頭が良く、面倒見がよいため落ち込んだ人を見ると励ましてあげるお姉さんタイプだった。自分の弱さを人に見せないので、その分、ストレスを溜めてしまう。
西高に入ることが憧れであり目標で、歩の良き理解者であったが、西高に歩だけ受かってしまったことで、彼女に憎しみを抱き、投身自殺(未遂)をはかる。
廣瀬倫子 / 星井七瀬(ほしいななせ)
岩本みどり / 末永遥(すえながはるか)
宇田里絵 / 夏目鈴(なつめりん)

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