オトメン(乙男)
[第4話]
多武峰(木村了)が銀百合学園に転校してきた。クラスも飛鳥(岡田将生)と同じ2年A組だ。「なぜ転校してきたんだ?」と周囲に聞かれると峰一は「ライバルの正宗飛鳥を倒すためです」と答えた。08/22放送
「俺はあいつ(=飛鳥)がいないとダメなのかもしれない」そんな多武峰の言葉を耳にした充太(佐野和真)は峰一にも興味を示す。
さすが、全国大会2位の峰一。全国大会で飛鳥に敗れて以来、剣道から遠ざかっていたものの、その腕はちっとも落ちていない。剣道部員の一員として、飛鳥は峰一に親しく声をかけるが、峰一は飛鳥を「天敵だ」と言い距離を置こうとした。
そんなある日、剣道部員たちは大和(瀬戸康史)に頼まれて、大和の叔父が経営している“海の家”を手伝いに行くことになる。
剣道部員たちと一緒に、リョウ(夏帆)、充太、充太の妹の久利子(武井咲)も同行する。
海の家に到着するなり、大和の叔父・マサ(神保悟志)は、剣道部員にさっそく手伝いを頼む。それは町の商工会が主催するイベント「ヒーローショー」の出演だった。
“レッド”が飛鳥で“ブラック”が峰一…。他にもイエローやピンクなどの衣装を剣道部が身にまとい、地球征服を狙う敵と戦うというストーリーだ。
演出家は町内会長の息子さん。幼い子供の演出家にホッとする磯野(澤部佑)だったが、それは大間違い。大人顔負けのスパルタでビシビシと磯野たちに演技指導を始めた。
夕方、海の家の前で剣道の素振りをしていた多武峰に、飛鳥が「スキだ!」と言っているのを久利子が目撃し、慌てて充太に報告する。学校で「俺はあいつ(=飛鳥)がいないとダメなのかもしれない」多武峰が言っていたのを思い出した充太は興味津々だ。
この海岸で、夜には世界的に有名なヘアメイクアーチストとスタイリストのトークショーが行われることになっていた。それを聞いた飛鳥の乙女心はトキメク。「観たい!」強く願うも、それを表に出さずにいた。
剣道部が出演した「ヒーローショー」は大成功に終わった。その後、飛鳥は「話がある」と言い、多武峰を海岸へ誘った。
「もっと仲間と溶け込むよう努力したらどうだ?同じ道を歩む仲間だろう?」という飛鳥に、「剣道のために大事なものを捨てた」と峰一は言う。
飛鳥が、多武峰の捨てた“大切なもの”について尋ねると、「何をやらせても完璧な貴様にはわからないだろう」と多武峰は答え、その場を去って行った。
夜に行われる有名ヘアメイクアーチストとスタイリストのトークショーに登場する出演者たちが道路の渋滞で遅れることに…。関係者たちは、急遽、海岸で女子高校生のモデルを探し始める。そこでスタッフの目に留めたのがリョウだった。
ところが肝心のヘアメイクアーチストとスタイリストたちも到着しない。困った関係者たちがリョウに衣装やメイクを施すも散々の出来だった。
それを見た飛鳥のオトメン心は騒ぎ出す。裁縫道具を取り出すと、飛鳥が着る服をお洒落にリメイクし始めたのだ。完成した服は飛鳥の雰囲気にピッタリで見違えるようだ。飛鳥は自分が裁縫や料理やキラキラしたもの好きのオトメンであることをカミングアウトすると「自分は完璧な人間なんかじゃない」と多武峰に話した。そして「人は誰も皆、捨てられない何かを抱えているのではないか?」と問いかけた。
飛鳥の問いかけに、多武峰も隠していた血が騒ぎ出していた。峰一はメイク道具を手に持つと、飛鳥の顔にメイクを施し始める。メイクの終わった飛鳥は見違えるような乙女に大変身するのだった。
これを見ていた充太は、飛鳥と峰一のオトメンぶりに感動する。
結局、ヘアメイクアーチストとスタイリストは会場に到着できず、急遽“レッド”と“ブラック”の衣装でマスクをかぶった飛鳥と多武峰が、“若手新進気鋭スタイリスト&メイクアップアーチスト”として登場!
大変身させたモデル役のリョウと共に舞台に登場して、大成功のうちにショーは幕を閉じるのだった。
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銀百合学園2年A組の男の子。
9月6日生まれの乙女座で血液型はA型。
正宗インターナショナルの御曹司である。
柔道初段、空手2段の有段者であり、
剣道では全国制覇を果たしている成績優秀な剣道部主将。
もちろん学校内でもモテモテで「男の中の男」と女の子の間で評判の美男子。
しかし、そんな飛鳥には誰にも言えない秘密があった!
実は飛鳥の趣味は料理や裁縫。
苦手なものは暗闇、ヘビ、カエル、怪談。
好きな色と言えばブルーよりピンクを選ぶ“女の子っぽい男子”通称「オトメン」なのである。
都塚りょうと出会い恋をしてしまったことで、乙女心が燃え上がる。
銀百合学園高校にやって来た転校生の女の子で、
飛鳥が一目惚れするほどの超美少女(天然)。
血液型はO型。
正義感の強い真面目な性格で、その可愛らしい容姿とは裏腹に趣味思考はかなり男性的。
カツアゲをしていた不良に挑みかかっていった所を飛鳥に助けられた。
父親に鍛えられた武術の腕前は、猛獣と格闘できるほどらしい。(特技はハイキック)
男らしさと乙女らしさを兼ね備えた飛鳥をすごい人だとリスペクト。
飛鳥を守ってあげたいと思う気持ちが、果たして恋愛感情に変わるのか…?
飛鳥のライバルで、金原学園の2年生。
昔は剣道をやっていて、かなりの腕前だったようだ。
ある出来事から不良とつるむようになった。
意外な特技があるという…。
銀百合学園1年で、飛鳥の後輩。
飛鳥のことを先生と呼び慕う。
女の子に見間違えるほど可愛らしい容姿で、キラキラしている。
本人はそれがコンプレックスらしい。
銀百合学園2年A組で飛鳥のクラスメイト。
女癖の悪いプレイボーイとして有名。
実は幸花ジュエルというペンネームの、売れっ子漫画家である。
飛鳥とりょうをモデルに「らぶちっく」という少女マンガを描いている。
もちろん本人たちには内緒。
マンガのため、何かと2人に付きまとう。
銀百合学園2年A組、飛鳥の担任教師。
ハイテンションでおしゃべりな、教師らしくない教師。
常に生徒たちの言動にツッコミを入れる。
かなりの頻度で携帯電話で話し中。実は…?
少女マンガ界での有名人。
実は武道家だった。
数年前「俺は、本当は女になりたかったんだ―!」
と言いニューハーフになった飛鳥の父・正宗主水乃介がこの人。
飛鳥に、『男の子は男の子らしく』と言い続けている母親。
財閥・正宗インターナショナルの総帥で、銀百合学園の理事長を務める。
りょうの父で、警官。
警視庁武術師範である。
りょうを厳しく育てた。
チャラチャラ・なよなよ男は大嫌い。
警察剣道大会で10年連続優勝という経歴の持ち主。
やがて銀百合学園剣道部コーチに。
銀百合学園2年A組。華道部である。
自称・花の伝道師と言ったりする、ミステリアスな雰囲気の持ち主。
学園内に「秘密の花園」がある。
話している時に、度々花言葉を添える。
銀百合学園3年。
ずばり、お嬢様である。
成績優秀な万能タイプ。
男は誰でも自分が好きだと思いこんでいる。
飛鳥に接近の予感!?
銀百合学園1年で、充太の妹。
しっかり者である。
幸花ジュエルのマネージャー的存在。
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