臨場
[第2話]
ある日の検視現場で、検視官・倉石(内野聖陽)達のいる中、検視官心得・一ノ瀬(渡辺大)検視を行っていた。被害者女性の元恋人を確保したという所轄刑事を尻目に、一ノ瀬は「自殺」と断定する。倉石も異論はなかった。04/22放送
お前を見込んだのは間違いではなかった」一ノ瀬を検視官心得に抜擢した捜査一課・立原管理官(高嶋政伸)も一ノ瀬の見立てに満足している様子だった。
立原に褒められた一ノ瀬はご機嫌だ。久々に留美(松下由樹)と一緒に酒を飲んだ。その帰宅途中で、一ノ瀬は以前交際していたホステス・ゆかり(小嶺麗奈)とバッタリと再会する。
ルビーの指輪を自慢するゆかりはどうやら結婚するらしい。相手は一ノ瀬が知っている男だとゆかりは言った。
ところが、ゆかりがアパートの自室で遺体となって発見される事態が…。
ぶらさがり健康器にロープをかけ、首を吊って死んでいるのを、ゆかりの母・尚子(松本留美)が発見のだそうだ。
ゆかりの突然の死に呆然とする一ノ瀬だったが、次に考えたのは自分の出世のことだった。
自分に関係がある人物とわかり、もし殺人なら出世の妨げになる――
同様を隠しながら、一ノ瀬は倉石達とゆかりのアパートに向かった。
石倉から一ノ瀬が検視を仕切るように命令が下る。
自殺であるように――心のそこで祈りながら、動揺を隠しつつ検視を行った。
ゆかりの指からはルビーの指輪が消えていた。そして、ゆかりの服には白い粉のようなもの付着している。
倉石たちの様子を伺いながら、一ノ瀬はそっとゆかりの鞄に手を伸ばしていた。
ゆかりは、以前、自分が渡した名刺を持っているはず。もし名刺が見つかれば、自分も疑われてしまう…。
名刺が入っているであろう手帳に一ノ瀬が触れかかった時、死体検案・谷田部(小林高鹿)が入ってきて、一ノ瀬は名刺を取れなかった。
ゆかりは電灯のスイッチの場所からぶら下がり健康器具のところまで、一直線にしっかりとした足どりで歩いているという。
谷田部は自殺を示唆する結論を出す。谷田部の結論を聞いた一ノ瀬は自殺と断定する。しかし、倉石は「俺のとは違うな」と言い出し…殺人事件だと断定した。
検視の結果、室内から一ノ瀬の指紋が発見。一ノ瀬は容疑者になってしまう。
立原(高嶋政伸)と倉石は刑事部長の小松崎(伊武雅刀)に呼ばれる。立原は一ノ瀬が犯人だった場合、倉石にも監督責任がおよぶと言い放った。しかし、倉石は「一ノ瀬は見立ては間違えたが、人を殺せるような人間じゃない」と言って部長の部屋をあとにする。
自らが取調べまで受け、すっかり落胆してしまった一ノ瀬に、倉石は「ゆかりがまだ泣いているぞ」と告げる。その言葉に、一ノ瀬はゆかりの検視再開する。
・自殺現場まで真っ暗な中をまっすぐに歩いていること
・ドアを間違いなく開けたこと
・古いゴム手袋から落ちた白い粉
・自殺をしたときにあるはずの繊維へんが無いこと
これらから、一ノ瀬は犯人を突き止めた。
犯人は、倉石や一ノ瀬と一緒に仕事をしている仲間・死体検案・谷田部だった。
妻子のいる谷田部は「結婚」を餌にゆかりを騙して恋仲になった。
しかし、ゆかりが妊娠を告げたことから殺害したのだった…。
06/24
第10話
06/16
第9話
06/03
第8話
05/27
第7話
05/20
第6話
05/13
第5話
05/06
第4話
04/29
第3話
04/22
第2話
04/15
第1話
キャスト
倉石義男 / 内野聖陽(うちのまさあき)警視庁刑事部鑑識課の検死官。死体の目利きに関しては他の追随を許さないほどの鋭さを持ち、わずかな傷跡や証拠の矛盾も指摘する。口癖は、他人の見立てに対しての「俺のとは違うな」。組織にとらわれない豪放で破天荒な性格で、上司にも平気で楯つくため、上層部からは疎まれがちだが、一方で信奉者も多い。
趣味はガーデニングと家庭菜園。かつては結婚していたが、離婚してからは独身のままでいる。
小坂留美 / 松下由樹(まつしたゆき)
警視庁刑事部鑑識課の検視補助官。元は交通課で白バイ隊員として、真面目に働いていた。引き逃げ事件で倉石と知り合い、彼の犯人逮捕に導いた見事な見立てと、死者を身内のように悼むその仕事ぶりに惹かれ、倉石のもとで働きたいと志願の末、検視補助官へ。本気で検視官を目指しているため、一ノ瀬の態度が気に入らないでいる。
立原真澄 / 高嶋政伸(たかしままさのぶ)
警視庁刑事部捜査一課の管理官。捜査一課の精鋭チームを率いており、敏腕捜査官として過去に数々の難事件を解決している。倉石とは同期で互いに力を認め合っているはずだが、常に対立しており、典型的な倉石の存在を疎ましく思っている幹部の一人となっている。
小松崎周一 / 伊武雅刀(いぶまさとう)
警視庁刑事部刑事部長。倉石や立原の上司。厄介者ではあるが、確かな見立てをする倉石を買っており、倉石を移動させろという圧力にも屈服せずにいる懐の深い上司。
一ノ瀬和之 / 渡辺大(わたなべだい)
警視庁刑事部鑑識課の検視官心得。一流大学を卒業後、警察官になり、準キャリアとしては異例の早さで出世する。その後、捜査一課の立原管理官から“検死官心得はエリートコースだ”と勧められ、現在の部署へ。万事をそつなくこなし出世欲も強いため、この役職に長居するつもりもなく、その態度が小坂からは疎まれる。しかし、倉石と関わることによって、人間的な変化が徐々に生じていく。
臨場特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧
サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
Blau