猟奇的な彼女
[第7話]
06/01放送

三朗(草なぎ剛)は凛子(田中麗奈)に思いを告白。そんな三朗に凛子は飛び蹴りを食らわせ、だったら何でも言うことを聞けと告げる。凛子はさっそく三朗に洗い物をさせたり、読みたい小説を買ってこいと命じたりと言いたい放題。さらには突然、ピアノを弾けるようになれと言い出す。

一方、夏目(上川隆也)は三朗と健作(谷原章介)のどちらかの論文を発表会に出すと告げた。大きなチャンスをもらい、三朗は帰宅後、さっそく論文に着手。だが、そんな三朗に凛子はピアノの曲名と締め切りを言い放つ。それは論文の締め切りと同じ日だった。反発する三朗だったが、野々村(市川染五郎)が弾いていた思い出の曲なのだろうと思い、南(松下奈緒)にピアノを教えてくれるよう頼む。

やがて、三朗は凛子から弟の良祐(大東俊介)のところへ行って、パソコンに入った書きかけの小説をコピーしてきてくれと言われる。三朗はそれをUSBメモリに入れるが、彼のことをバカにした良祐が窓から投げ捨ててしまい、たまたま停まっていたゴミ収集車に乗って持って行かれてしまった。だが、そのUSBメモリには書きかけの論文も入っていて、三朗は呆然。凛子の部屋に行き、もうピアノなどどうでもいいと言って、怒りをぶちまける。

だが、三朗が自分の部屋に戻ると、部屋には大量のイルカの折り紙が吊され、なくしたはずのUSBメモリも机の上に置かれていた。良祐から話を聞いた凛子がゴミ収集所に行って、USBメモリを探し出してきたのだ。折り紙も三朗の論文を応援するために、彼女が飾ったものだった。良祐は三朗にそのことを告げ、さらに野々村はピアノなど弾けなかったと言う。では、なぜ凛子はピアノを弾けなどと言ったのかと三朗は尋ねるが、それは本人に聞けと言うのだった。

そして、いよいよ夏目からどちらの論文を採用するかの判断が下される。夏目は三朗の論文を絶賛。2本提出したうちの1本は平凡だが、もう1本が非常に良かったと言う。だが、それは春夏(鈴木えみ)が提出したものだった。結局、発表会には春夏が出席することになる。

三朗は凛子の部屋のドアポストに招待状を入れ、大学の講堂に呼び出す。そして、凛子一人しかいない客席に向かって、ピアノを弾き始めた。演奏が終わると、凛子は壇上に上がり、この曲は人生の節目節目で常に自分のそばで流れていた「人生の主題歌」なのだと言う。凛子はひどい演奏だったと言いながら、笑顔で三朗に抱きついた。そして、凛子の唇が三朗に近づいていったその時、舞台の幕が再び上がり、客席は次の催しのために集まった客で満員になっていた。

帰宅した三朗は凛子から結婚式の招待状を渡される。父親が勝手に相手を決め、式の案内まで既に出してしまったというのだ。父親は元ピアニストで、三朗がピアノを弾けると言えば、交際を認めてくれるのではないかと凛子は言う。
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キャスト
眞崎三朗 / 草なぎ剛(くさなぎつよし)
江戸橋大学、理学部海洋生物学科講師。仕事・・・
高見凛子 / 田中麗奈(たなかれいな)
小説家を目指すアルバイト貧乏。当然のこと・・・
浅倉南 / 松下奈緒(まつしたなお)
江戸橋大学理学部海洋生物学科の研究生。シ・・・
如月春夏 / 鈴木えみ(すずきえみ)
数島健作 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
夏目圭輔 / 上川隆也(かみかわたかや)
祐天寺柚子 / 松嶋尚美(まつしまなほみ)
五藤茂市 / 山田親太朗(やまだしんたろう)
林田若葉 / 大石参月(おおいしみつき)
嶋木優衣 / 小久保利恵(こくぼりえ)
林田五月 / 市毛良枝(いちげよしえ)

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